イスラエルの旅  6日目後半 エンボケック(死海で浮遊体験)

エンボケックはエルサレムから約110㎞。気温も徐々に上がります。

          

エンボケックにはスパの充実した高級ホテルが立ち並んでいました。古代から治療用に使用された温泉も有名で、世界的な総合エステテック サロンがあります。

                           宿泊したホテル
          
死海
死海は海面下約420mと世界で最も低地にある塩水湖です。細長い形をした湖はヨルダンとの国境に位置しています。塩分の含有率が通常の10倍。33パーセントもあるので、浮かびながら本を読めます。
死海という名は濃い塩分の為 魚が住めないことに由来します。

死海の湖面低下問題
20世紀中頃から湖面の低下が観測されており、「近年中に、中央部分に突き出した半島部分(リサン半島)が対岸とくっつき、2つの湖となってしまうのではないか」など、この現状を危惧する声が一部で上がっています。その原因については、イスラエルの建国(1948年)以降、農業の盛んな同国による、ヨルダン川上流部での大規模な灌漑用水の利用によるものであろうと言われています。また、死海南部での取水によるカリウム生産も水位低下の一因とも考えられています。

特に最近死海の湖面の低下に連動して起こる海岸部の地盤沈下の問題も顕在化してきています。ホテルの立地している場所や農地で発生している地盤沈下は、経済面にも影響することが懸念されます。
この問題には現在、湖面の低下による死海の消滅を阻止するため、紅海と死海を結ぶ運河を建設し、紅海の海水を死海に取り入れる計画が進行しています。(レッドデッドプロジェクト)。ヨルダンによる計画では、アカバ付近で海水を取水し、利用可能な真水を取り出した残りの濃い塩水を死海に放水することが構想されています。

宿泊したホテルのプライベートビーチで浮遊体験です。2010年にヨルダン側で一度死海浮遊を体験したことがあります。どんな人でも簡単に浮くことが出来るのですが・・・・
          
ガイドの朋子さんが、「今年の10月にこの死海で60代の中国人女性がおぼれて亡くなったので気を付けて下さいね」と自ら水着を着て何時でも助けられる体制で見守ってくれます。
                      死海でのお決まりのポーズ 
                                                               
                          ホテルのプール
          

ホテル内には死海の水を引いた室内温水プールもあり、死海から出た後 私たちは室内プールに入ったり、
サウナに入ったりと夕食までの時間のんびりと過ごしました。
           
今回の旅の最後の宿泊ホテルです。部屋からの死海の美しい眺めを満喫しました。
          

          

いよいよ旅の終わりも近づいてまいりました。この日は最後の晩餐。知識豊富なガイドの朋子さんや、ミステリアスな添乗員さんのプライベートのお話までも伺いながら、楽しいディナーを頂きました。

明日は最後の観光地、マサダ、クムラン、エリコを廻ります。