88パーセント

今朝のニュースで目に飛び込んできた数字。
政府の地震調査委員会は11日、国内の主な地震の発生確率を更新し、1年前と比べて東海地震は30年以内の発生確率が1年前と比べて1ポイント増の88%に、南海地震は10年以内の発生確率が従来の「10〜20%」から20%程度に、それぞれ上昇。

東南海地震の30年以内の確率は70%程度で従来と同じ。南海地震も30年以内は60%程度で変わらない。千島海溝沿いの地震の30年以内の確率は、十勝沖が「0.3〜2%」から「0.5〜3%」、根室沖が「40〜50%」から50%程度、択捉島沖が60%程度から「60〜70%」に上がった。と、発表した。

嬉しくない数字の上昇ですが、地震国に住んでいる私たちには地震は避けて通れないことです。

平成7年(1995年)1月17日、兵庫県宝塚市に住んでいた時に阪神・淡路大震災を体験しました。 
    
揺れと同時に電気は消え真っ暗になり、窓を開けて明るくなった時目に飛びこんできた光景は
          
グランドピアノは歩きまわったのか位置が大きく変わっており、アップライトピアノは30㎝以上も飛び上がったと思われる痕跡を示す壁の傷がありました。1階にあるトイレの中にある収納の引き出しが飛び出し、中開のトイレのドアは開かなくなりました。ライフラインはなかなか戻らず、ガスは1か月間も使うことが出来ませんでした。
道を隔てた前の家々は家の全壊だけでなく地面の整備からやり直さなくてはいけない所もあり、身近での被害の違いはとても辛いものでした。

          

この地震の直後に、次の地震が起きた時は原発に気をつけなくてはならないと一部報道があり
(確か京都大学関連)ヨウ化カリウムを用意することを薦める記事が出ていて、数年の間
我が家でも毎年ヨウ化カリウムを買い替え、いざの時の備えにしていました。
今回の原発事故は決して予期できないものではなかったのですね。


そして昨年(2011年)3月11日、東京に住んでいた私は、たまにしか出かけることのない新宿で
東日本大震災に会い帰宅難民になりました。揺れ直後建物から出てきた人で街はあふれかえりました。
                                             
どこで地震に会うかわかりませんが、できうる限りの備えはして置かなければなりませんね。