何故ハンガリー

昨日のニュースで気になったこと

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、加盟国ハンガリー財政赤字削減に対する取り組みが不十分だとして、EU財務相理事会に対し、ハンガリーに抜本的な赤字削減を勧告するよう求めた。
EUの加盟国に、財政赤字国内総生産(GDP)の3%以内に抑えることを義務づけた「安定・成長協定」に基づくもので、是正されない場合、ハンガリーは初めてこの協定による制裁を受けることになる。
24日の財務相理事会で対応が協議される。制裁は、EUによるハンガリーへの補助金の打ち切りとなる見込みだ。安定・成長協定による制裁の発動事例はこれまでないが、昨年末に制裁を発動しやすくするため協定が改定され、欧州委が「制裁が必要」と勧告した場合は、加盟国の反対が過半数に達しなければ自動的に制裁が行われる仕組みとなった。

この様な報道がされましたが、なぜハンガリーだけがこのような制裁が行われるのか
経済の事はよくわからない私ですが、少々違和感があるのと同時に素朴な疑問がわきます。

ハンガリーは2008年にIMFとEUから200億ユーロの融資パッケージを受けたEU最初の国なので、経済危機は今に始まった話ではないのですが、
経済の状況が好転しないことに加え、、EU・IMFとの関係がこじれていることが今回の措置になったのだとはわかるのですが・・・・・・。

何れにせよ私に想像できることは、通貨フォリントがこれだけ下がり続けているハンガリーでは、ユーロ建てで組んでしまった住宅ローンや自動車ローンの返済に苦しんでいるが人も多いのではないかと言うことです。
大きな世界経済の流れ、思惑の中でいつも翻弄されるのはささやかな幸せを願って生活している人々です。
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ところでハンガリーと言えば

2004年10月に、ハンガリーを旅した私の記憶の中で一番印象に残っているのは
聖マーチャーシュ教会でも あんなに楽しかったドナウ河クルーズでもなく、何故かハンガリー
宮殿のような国会議事堂と黄色のトラムに乗り家路を急ぐ少々疲れた感じの人々の姿なのです。

世界で3番目の大きさを誇る国会議事堂はドナウ川のほとりに建つネオゴシック様式の建物で、
バロック様式の内部には700近い部屋があります。中はまさに豪華絢爛の一言。
ハンガリーに行かれる方には是非ともお薦めしたい場所です。

          

                                              

ハンガリー王が代々受け継いできた、聖イシュトヴァーンの王冠と宝珠や宝剣、王杓などの戴冠式用の品がこの議事堂内で保管展示されています。
          

そして、耳に残っているハンガリーの想い出。
夕食会場で見た激しいリズム 哀愁漂うメロディーに合わせて踊るハンガリアン舞踊。
そこに流れる独特なメロディーです。