初競りで史上最高値更新 大間のマグロ1億5540万円     新年の電話は旅の情報交換

今朝 新年恒例の初競りが東京・築地市場で行われ、青森県大間産のクロマグロ222キロに
1億5540万円という史上最高値が付きました。
競り落としたのは昨年最高値5649万で落札した、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)。喜代村の木村清社長は「良いマグロで日本を元気づけたい」と話し、マグロは築地にある「すしざんまい本店」で解体。1貫128〜398円の通常価格で提供すると言います。
買値で計算すると1貫2万位するのでしょうか?凄い!

ご祝儀相場なので、適正価格とは全くかけ離れた値段ですが、宝くじのように海の中にも1年に1度くらい漁師さんが夢を釣り上げる機会があっても良いのかなとも思えます。
何ともおめでたいお値段です。
        

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さて世の中は、昨日から仕事始め。今日明日はお休みの会社も多いですが、又日常の生活に戻って来ています。

今日は旅好きの方と電話で旅の情報交換。電話でお話をした方は75歳を過ぎた1人暮らしの女性。数年前までお父様の会社を引き継ぎ仕事をしていらしたそうですが、今は悠々自適な暮らしをしていらして、毎年何回も海外旅行をされる方です。

今月はカナリア諸島に行くそうです。いつも旅で撮ったお写真や、スケッチを送って下さいます。
今年はギアナ高原など、すでに4回の旅の予定は決まっているそうです。

海外旅行は12月から2月の間はうまく予定を立てないと、べストシーズンを外してしまう国があり、次は1年先になってしまいます。
今日の情報交換では、来年出来たら一緒にコスタリカに行こうと言う事になりました。

新年の電話は何故か旅の情報交換になることが多いのです。

私が今年初めての旅先に選んだのはボルネオ。暖かい所でのんびりと自然と触れ合う為今月の11日から1週間の予定です。
        

ボルネオ島インドネシア・マレーシア・ブルネイ、この3か国の領土であり、世界で最も多くの国の領地がある島となっています。
マレーシアには25年位前に一度足を踏み入れたことがあるので、ブルネイ側から行こうかとも思っていたのですが、結局クアラルンプール経由でいくことにしました。
のんびりとした「自然と触れ合う旅」と書きましたが、太平洋戦争中、東南アジアの各地は日米両軍を中心とした壮絶且つ悲惨な戦いの舞台となっており、ここボルネオ島も例外ではありません。ボルネオと言うと若い方はテングザルなど珍しい動物がいる島をイメージして、戦争の事を知る人は少ないかもしれません。
戦後生まれの私も、当時の戦争の事はあまり知りませんが、戦争の歴史をきちんと知ってから行かなくてはいけないと思っています。

ボルネオ島は日本軍に占領されていて、島の北東部にある町サンダカンには、空港建設を進めるための労働力として数千人のオーストラリア人、イギリス人の捕虜が抑留されていました。
やがて連合軍によるボルネオ島への爆撃が激化し、完成した空港もすぐに使えなくなってしまいました。日本軍は連合軍がボルネオ島西海岸に上陸すると判断し、日本軍部隊をサンダカンから600km離れたアピに移動させ、それとともに捕虜を島の西部、キナバル山の麓の町ラナウに移動させる事を決定しました。
捕虜たちの歩いたサンダカンからラナウまでの道は、連合軍の爆撃を避けるという名目で鬱蒼とした密林や湿地を進む過酷なものでした。最終的に、ラナウに向けて移動させられた2000人以上の捕虜のうち、到着時生き残っていたのは、わずか6人だったとされています。後に「サンダカン死の行進」と呼ばれることになる事件。自然豊かなボルネオ島の持つ悲惨な歴史です。

ポーリン温泉で足湯をする予定ですが、この温泉は戦時中にボルネオ島を占領していた大日本帝国軍の手により掘削、開発された所です。

マレーシアの人口のおよそ60%がイスラム教を信仰しています。クアラルンプールにも宿泊して、モスクにも行きます。
どこからともなく流れてくるアザーンを聞きながら目覚めるイスラム教徒の多い国の旅は、異国情緒に溢れる私の好きな旅です。

さあ旅の準備を始めなくては。