喜多見不動堂

普段のお散歩では何気なく通り過ぎてしまう小さなお不動様。
お正月は足を止め参拝したくなります。

世田谷区成城から喜多見に向かって国分寺崖線を下る急な坂、ここは不動坂と呼ばれています。その坂を下った所にあるのが喜多見不動堂です。

豊かなハケの湧水、不動の滝が入口にあります。かつては信者たちが水行をしたそうです。
        

滝の横には「喜多見不動堂」へ向かう階段が見えます。
この不動堂は喜多見・慶元寺の境外仏堂です。安置されている本尊 不動明王像は明治初期、多摩川の洪水の時に喜多見の河原に流れ着いたところを地元の人が見つけ、成田山新勝寺で入魂しこの地に堂宇を建立し安置したそうです。
        

階段を登って行くと、凛とした着物姿の女性が参拝されていました。お正月らしい気持のよい風景です。
        

堂宇と並んで岩屋不動、玉姫稲荷、蚕所大神をまつった小祠があります。

        

岩谷不動の中にも入り参拝しました。
        

毎年冬至の日には星祭りが執行され、護摩が奉修され、南瓜に"真田幸村"と書き、自分の名前と併記して護摩供養すると喘息や中風に罹らないという南瓜護摩が古くからこの日に行われているそうです。