元旦 初詣

新年おめでとうございます。

東京の元朝は穏やかに明けました。        
          
         我家から3分ほどの所に有る富士見橋から眺めた今朝の富士山
        

「今年一年が平和な年でありますように」富士山を拝んだ後 歩いて20分ほどの喜多見の
氷川神社に初詣に行きました。

喜多見は喜多見氏という領主が治めていた土地です。喜多見氏は13世紀半ばには、現在の皇居付近を本拠地にしていて、江戸の地名の由来ともなった「江戸氏」と称していました。室町時代には次第に衰え、その後江戸城を築いた太田道灌と入れ替わるように、喜多見に移り、後に「喜多見氏」に改姓した経緯があります。今も喜多見は古来からの風習が残る世田谷でも特別な場所です。そして、氷川神社は喜多見氏ゆかりの神社です。

氷川神社天平12年(740年)の創建と伝えられていますが、洪水で古記録が失われたため明らかではありません。
一の鳥居をくぐると、さらに奥に石造のやや小さい二の鳥居があります。この二の鳥居は承応3年(1654年)に喜多見重恒、重勝の兄弟によって建立されたとされ、世田谷区では最古の鳥居として、区の有形文化財に指定されています。
        

一年間健康に過ごせたことへの感謝と今年一年の願いを住所 氏名を名乗りお祈りをしました。
数年前まで住所氏名を名乗ってからお祈りすると言うことは知りませんでした。

        

境内に見慣れないアボヘボの見本がありましたが売り場にはもう有りませんでした。
         
        

家に帰ってからアボヘボの事が気になり、もう一度氷川神社に行きました。
年が明けたと同時に殺到してもう売っていないのですが、見本で良ければ差し上げますと言って
下さいました。お代金はとって頂けませんでしたので、お賽銭にさせて頂きました。
新年から神様から直接プレゼントされたようなとてもありがたい思いです。

アボヘボは漢字で書くと「粟穂稗穂」、「アワの穂とヒエの穂」ということだそうです。昔は喜多見や近隣の大蔵、祖師谷地区などで、豊作祈願として年の始めに神棚や玄関などに飾っていたそうですが、今では氷川神社のものしか残っていないようです。

このアボヘボは、神社の関係者の方が冬至の日に神苑の吉方に生えているニワトコの木の枝で削り花を作り、粟の穂を刺したものです。それを梅の枝に刺して飾って祈願するものだそうです。

        

家に帰り早速飾りました。梅の蕾が開くのが楽しみです。

                    

11時過ぎの神社はとても賑わっていました。

        

今年の私の抱負は 生まれ育った世田谷の名所を歩くこと。
今まで行った事のない国を10か国以上旅すること。(年頭から遊ぶことだけ?)