宝くじの当たる島  高島『宝当神社』

先週1月19日、バスツアーで立ち寄った「宝当神社」。この神社がある小さな島「高島」は宝くじが当たることで数年前から話題になっている島です。その高島のことをご紹介します。

奇しくも「宝くじ1等賞金7億5千万円に 売り上げ回復へ高額化」というニュースが飛び込んできました。
総務省は21日、低迷する宝くじの売り上げ回復に向け、くじ1枚当たりの金額の100万倍までと定められている1等賞金の上限を250万倍に引き上げる方針を決めた。一般的な1枚300円のくじでは、上限が3億円から7億5千万円にアップし、前後賞も合わせればさらに高額な賞金が実現する可能性もある。引き上げは1999年以来。
総務省当せん金付証票法改正案を通常国会に提出、3月末までの成立を目指す。ただ発売団体の全国自治宝くじ事務協議会は「法案が成立しても準備期間が必要」としており、1等が100万倍を上回る宝くじの発売は2013年度以降になる見通しだ。

唐津湾に浮かぶ周囲3km(歩いて40〜50分)面積62ha標高170mの小さな人口約360人の島は
そのほとんど(90%以上)の人のが、かつて島を海賊の襲撃から救った野崎綱吉にちなんで「野崎」という姓を名乗っています。ですから、島の人達は誰も姓では呼ばず、名前で呼び合いしているそうです。そんな小さな島が今賑わっています。

島民たった約360人に対し多いときは1日に3000人の観光客が来るというから驚きです。
          
島に行くにはこの橋を渡りフェリー「ニュー高島」に乗ります。
幸せにつながる橋を渡る足取りは何故か急に軽やかになります。
          

高島へは唐津城近く この船着場より船に乗り約10分で到着します。
一日に数度の定期便が運航されています。ジャンボ宝くじシーズンになると乗船待ちになることもあるそうです。
          
                          
早速向かった先は「宝当乃館」。添乗員さんがツアー参加者に宝くじを1枚ずつプレゼントしてくださいました。参加者の中には宝くじを何枚も購入した方がいらっしゃいました。
          

「宝当乃館」のオーナー野崎さんは島おこしのきっかけを作った方です。
高島の「宝当神社」に宝くじファンの姿が目立っているという記事を読んだ瞬間、「宝当」で島を活性化させるイメージが一気に具体化したそうです。宝くじを入れる縁起袋「宝当袋」を作り、それに宝くじを入れていた所 みごと当たり、それがきっかけで観光客でにぎわうようになったと言います。
お店には宝くじにかけネーミングされた商品が満載。
          


次に向かったのは日本一宝くじの御利益があると言われているの「宝当神社」です。
入ってすぐ左には、お守りや厄除けなどのグッズが販売されています。
          

十畳足らずの小さな社内には、全国各地から高額当選のお礼の手紙がたくさん貼ってあります。
1億円以上で当選した人の手紙も数多くありました。(社内は撮影は禁止でした)
皆急に真剣な顔になり祈願しました。

この島には猫がたくさんいます。猫も、縁起担ぎのひとつとなっているようで撫でると宝くじが当たると言われています。

猫ちゃんに会いに
宝くじが当たるように祈願してくれるお祈り猫ちゃんに会いに「野崎酒店」に行きました。
有名な福ちゃんはお出かけ中でしたが、野崎酒店には3匹の幸運猫もいて拝んでいました。

立ち上がり拝む猫の姿。
          
でも、実は野崎さんが餌を持っているので、立ち上がって取ろうとして手を合わすのです。 
そうわかっても、ありがた〜い猫ちゃんに見えます。
(毎日何度も拝んでいるのか猫ちゃんたち太っていました。)

店先には宝くじが当たった方から届いた色紙等が沢山飾られてました。
宝くじを「宝当袋」にいれ猫ちゃんの頭をなでるとご利益があるそうです。
          

ここの酒店の野崎さんはとても気さくな方で当選にまつわるお話を沢山聞かせくださいました。

ミステリーツアーでしたので、ここに来ることは知らされていなく、よって宝くじには興味がない方も多々いらしたと思いますが、帰りには宝くじグッツのお土産をかかえている方が多かったです。

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景気の悪い日本。でも、この小さな島を訪れ、アイデアと努力でいくらでも経済を活性化させることが可能なことを目にしました。
訪れたときは私たちのツアー客しかいない静かな島でした。宝くじのことがなければ、この島はどんどん過疎化してしまったのではないかと感じる島です。

TVで報道された島の映像などを、ユーチューブで見ることが出来ます。
どのくらいすごい島なのか是非ご覧になってみてくだい。
この島の賑わいは、町おこしや経営などの参考にもなりそうです。

ここに来ることが出来ない人のために、祈願の代行業者も沢山来られるそうです
グッツをネットで購入することも出来ます。
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宝くじに興味のない方も、活性化した島を見ることは夢と希望と元気を頂けます。
七福神気分になったツアー客を乗せ、宝船?ニュー高島は島を後にしました。

高島の人気は今後ますます広まる事でしょう。