首都直下型地震に備え訓練

昨日東京主要駅などで1万2千人を動員して巨大訓練地震帰宅困難者対策で実践訓練がありました。そのニュースが今も何回もTVで流されています。
          

先月マグニチュード(M)7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという
試算を、東京大学地震研究所の研究チームがまとめ、発表してから、毎日毎日そのことが報道され、嫌でも地震が切迫していることを感じさせられます。

4年内以内に多くの人の人生が変わってしまう可能性があるかもしれないというこのニュース、
流れるたびに心が暗くなります。

地震だけならまだしも、原発が安定していない状況。福島第一原発4号機はかなり危ない状況です。 燃料プールはボロボロ、今にも崩れて落ちそうなので、大勢の作業員が必死で補強工事を24時間体制で行っていますが、あまりに放射線が高い為、まともな工事は出来ていないようです。
今年1月に起こった大きな地震でもかなりのダメージを受けました。
もし 次に大地震がおこれば、燃料プールは破壊され、爆発がおきて、250キロ〜300キロ圏内は昨年の爆発時の10倍以上の放射能で汚染されてしまうと言われています。
首都圏直下地震が起きたら、今度は道路の交通封鎖(全面車両通行禁止)が行われる可能性があります。 逃げることはできないのです。

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長引く不況から現在奨学金を受給している日本の大学生の割合は43.3%。
そのようにして大学に通っても、就職難、雇用不安。
毎日報道される 年金、社会保障の確保のための増税。それでも足りない将来の年金資金。
加えて、切迫する地震の報道。

元気に過ごしているように見える今の若い人達がどんな気持ちでこの様な報道を見ているのかを考えると、暗澹たる気持ちになります。
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暗いニュースばかりの中、恵方巻きを元気に食べる子供達の無邪気な顔、活躍するスポーツ選手の事、そして南極と仙台を結んで衛星放送で行われた授業の様子の報道には救われる思いがしました。
南極から送られた氷、4万年前から2万年前に雪が固まってできた氷は、一般的な氷よりも空気が多く含まれているのか、砕いた氷と水が入ったビーカーの中でその空気が水中ではじける音がとても綺麗でした。

少しでも楽しいニュースが聞けますように。