タイプライター

我が家にあるUnderwoodのタイプライター、(推定)1900年初頭の物、100年前の物は存在感があります。37年前に 地域に配られる「リビング新聞」の「差し上げます欄」に出ていたものを頂いたものです。ご家族でアメリカに永住することになったので、不要になったということでした。
時々そのご家族が今どのようにアメリカで暮らしていらっしゃるのか、もしかしたらニューヨークで暮らしている娘と偶然どこかで接点があるかもしれない等と思いをはせてタイプライターを眺めています。

          

キーをたたくと、パチパチと心地良い音がします。良い状態なのでおそらく今でも使うことが出来ると思います。

それだけでなく、練習に練習を重ねれば、1950年にルロイ・アンダーソンが作曲した軽快な
「タイプライター」と言う曲を演奏できるかもしれません。
パチパチと打ち、端まで打ったらチーン、改行する時はジャーッ・・・・・。
(実際にこの機種で演奏している演奏会もYouTubeでいくつも見ることが出来ます。)

ルロイ・アンダーソンがどのようなタイプライターを見て作曲をしたのか気になりますが
1950年代のアメリカのタイプライターと言うと  こんな感じです。

                        

アンダーソン作曲の「タイプライター」の演奏の様子を見ると、とても面白いです。
使うタイプライターの機種によって軽やかに演奏ができたり、四苦八苦してタイプライターを打つ
演奏も見ることが出来ます。

それでは、「タイプライター」の演奏をご覧ください。

            

タイプライターが音楽の中に取り入れられたのは、この曲だけではありません。それ以前の1916年にフランスの作曲家エリック・サティバレエ音楽『パラード』の中でタイプライターを楽器として使用しています。