春の訪れを告げる妖精 節分草

早春を告げる出世魚鰆料理の昼食と 西日本最大級の自生地で春の妖精節分草と言う
バスツアー 昨日行ってきました。

博多(6:50集)-引野口(8:00発)-黒崎(8:10発)-小倉(8:40発)-広島(早春を告げる“鰆”を使った
和御膳の昼食)-庄原(春の訪れを告げる妖精・節分草を専門ガイドがご案内します)-三次ワイナリー(見学/試飲)-各地着(20:20〜22:00予定

こんなに咲いていました。
          

節分草の自生する目的地 庄原までは遠いので、まずは昼食の鰆御膳
          
鰆って出世魚?初めて聞きました。
成長するに従い、サゴシ・サゴチ、ナギ、サワラと呼び名が変わる出世魚なのですね。 

2時過ぎに庄原市総領町に着きました。いよいよ春の妖精 節分草とご対面です。

節分草
節分草は石灰岩地を好み、山すそに群生することが多い日本固有の可憐な野草で、関東北部に自生します。広島県内では東部にまれに自生地があります。庄原市総領町は日本有数の自生地です。節分草は草を刈り取らなければ咲かない花で、北向きの半陰地の山すそを好みます。
総領町に自生地が残ったのは、北向きの斜面に農家や墓地があり、下草刈り続けられた為と思われます。

専門ガイドの方の後についていくと、咲いていました。わ〜 皆から一斉に声が上がりました。
その後に、小さ〜い。それが一番はじめの感想です。
想像していたよりはるかに小さい花でした。春によく見かけるオオイヌノフグリの花を少し大きくした位の大きさです。近づいてみると、春の妖精本当にかわいい

節分草はこのような所に咲いています。(山のすぐ下)
          
指と比べると..........本当に小さい花でしょ。
          

沢山咲いていました。
花びらに見える部分は萼で通常5枚あります。本来の花びらは退化して、先端が2又に分かれた
黄色い蜜腺(ネクター)になっており、雄しべを囲むようにつきす。蜜腺は名前の通りで、あまい蜜を出す器官です。雄しべの先端の葯は紫色です。黄色の点々が可愛い!
          
花は比較的長く持ち、一か月間位見られるそうです。今回はまだ六分咲きでした。

          
          
球根が古くなると、花は2㎝位の大きさにもなるそうです。
今回見たのは1㎝にも見たないくらいの大きさでした。

案内する方がもう一つの自生地に連れて行って下さいました。
八代神社のすぐ上にも沢山自生しています。
節分草は北側に育つことが多いそうですが、ここは珍しく南西の斜面です。
               

               

                                                                                  よく見ると変わり花の一種八重です。
          

こんなに可憐な花を絶やしては惜しいですね。総領町の方たちが大切に守っている事が案内の方の話で伝わって来ました。

地球上には本当に色々な花があるのですね。
絶滅しそうなこんなにも可愛い妖精、何百年後の人たちにも見せてあげたいですね。

町では巣箱をかけて、ブッポウソウという鳥が来るのを待っています。自然を慈しむ心が伝わって
きます。
          
総領町はきれいな川が流れる所です。
          

昨夜の雨もやんだ中、小さな春を見つけることが出来た ほっこりとした 温かさを感じる今回の
ツアーでした。