梅の香から・・・ 連想

今年は梅の花の開花が遅いと言われておりましたが、いっせいに開き始めました。
梅の香りは春が来たことを実感させてくれます。近くの野村望東尼の平尾山荘の梅も今が見ごろです。

          

          

          

          

梅の良い香りを全身にまとったまま幸せな気持ちで歩いていると、近所の和菓子屋さんで、
季節限定の鶯餅が売られていました。

          

綺麗な鶯色の和菓子です。春の到来が嬉しくてついつい買ってしまいました。

既にモードは連想ゲーム

梅に鶯? 今見てきた梅 鶯もちのさわやかな色を見て無意識に選んでしまったのでしようか。
(梅に鶯と言うのは 梅にウグイスが来ると言う意味ではなくて、二つのものが調和している理想の美しい姿の事なのです。)

鶯が鳴きはじめるのももうすぐでしょうね。

そうそう 鶯がその年に初めてなくことを、鶯の初音と言います。
そこで、ちょっと洒落てみました。

          

この銘々皿には、源氏香図の初音の図が書かれています。

梅に鶯と言う理想の美   ならば、香道をたしなまない私にとって この銘々皿を持っていても
猫に小判?  こうしてたまに使うことはせめてもの罪ほろぼしです。

                        

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この銘々皿の図柄は           源氏香図文

          

香道は、香りを楽しむ日本の伝統芸道。
組香は、各種の香を合わせ薫りを聞く遊びです。
源氏香は、組香の中でも最も親しまれた香合わせの1つ。
源氏香図文とは、縦5本の線を基本として構成される。右から1香・2香…となる。5つの香りを聞いた後、同じ香だと思ったものの頭を横線でつなぐことで源氏香の図が表現されます。
全部で52通りのつなぎ方があり、源氏物語全54帖のうち、桐壺と夢の浮橋の2帖を除く52帖の巻名が一つ一つの図に附されています。
初音は、右から2番目と4番目、3番目と5番目に聞いたものがそれぞれ同じ香りである事を示しています。(残念ながら私には???)
                    と書いてありました。

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初音
(源氏物語)
「初音」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第23帖。玉鬘十帖の第2帖。巻名は明石の御方が明石の姫君に送った和歌「年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ」に因んでいます。

江戸時代の教養人の子女は『源氏物語』を「初音」から学んでいったそうです。
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さてここでクイズです。
問題
ウグイスは春にしか鳴かないのでしょうか。
答え
ホーホケキョと鳴くのはオスだけです(これ婚活のアピールなのです)。2月初旬頃からさえずり始め、 8月下旬頃までは林でも「ホーホケキョ」という大きな鳴き声を聞くことができます。その後、山地の方へ移動し巣作りに入り、秋から冬にかけては、時々「チャッチャッ」という地鳴き(または笹鳴き)と呼ばれる声を出すだけなのです。 この笹鳴きはメスもします。

俳句では囀りは春の季語です。春を過ぎてしまうと老鶯と言われます。