大濠公園日本庭園

福岡城を歩いた帰り道、福岡市美術館のすぐ近くで何やら立派な冠木門が目に入りました。
大濠公園日本庭園」と書いてあります。 入園してみました。

大濠公園日本庭園は、福岡県が大濠公園の開設50年を記念して、昭和59年に設置された庭園です。日本庭園の伝統的な庭園技法による古典美を基調としつつ、近代性を盛り込んで作庭された築山林泉式の形態を持つ廻遊式の庭園です。

          

園内には大きな池があり、池の中央には中島が浮かび、築山からは滝が流れています。
池には錦鯉も泳いでいました。

          

丁寧に形づくられた梅の木には品よく花が咲いています。

          

          

良いお天気だったにもかかわらず園内は私だけ。
広さは12,000㎡あり、数寄屋造りの茶室もあります。
池泉を廻る道には、石橋や太鼓橋、飛び石が配され、長い時間をかけて作り上げられた松などが植えられています。手入れの行き届いた庭園は白砂のホウキ目もくっきり。

          
白い築地壁が緑をより美しく見せてくれます。他の空間と遮断されたような静寂の中、
ゆっくりと庭を楽しむことが出来ました。

入園料は240円です。(入園者数はとても少ないようです。)
福岡県の財政が心配になるほど美しく整えられた日本庭園でした。