ナンジャモンジャの花 と ツツジ

昨日福岡植物園にナンジャモンジャの木と言われるヒトツバタゴを見に行きました。

ヒトツバタゴ とはモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種。 同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉を持つのに対し、本種は托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名がある。なお、別名はナンジャモンジャノキであるが、「ナンジャモンジャ」と名付けられる植物の樹種には、ヒトツバタゴのほかにニレ(樟)、コレ(楡)、イヌザクラ(犬桜)、ボダイジュ(菩提樹)などがあり注意を要する
ナンジャモンジャとは、見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称。すなわち、特定の植物の種名ではない。ヒトツバタゴを指すことが多いが他の樹種の場合もある。あんにゃもんにゃとも。                                 Wikipediaより

柳田国男の「信州随筆」には,神社・仏閣にある御神木・尊い樹木や,その地方で見慣れぬ種類の大木が「ナンジャモンジャ」と呼ばれていると,記されています。ナンジャモンジャとは,正体が何かわからない対象に用いられてきた名称のようです。東京の家から徒歩で8000歩ぐらいの所に
神代植物公園があります。そこにナンジャモンジャの(ヒトツバタゴ)木があるので、お散歩がてら
花の咲くころに行こうと思いながら、今まで見ることは出来ませんでした。

ナンジャモンジャの花
遠くから白い花が咲いている大きな木が見えます。もしかして あれがナンジャモンジャ?
名前を確認しました。見つけました!初めて見るヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の花です。遠くからは雪が覆っているように見えましたが、そばに行って見ると爽やかな細長い花です。
あまりに木が大きく高いので 花をよく見る為に、首が痛くなるほど長い間見上げていました。

          
           
           
                                                                                       
園内には白い花が目立つようになりました。                                     

ズミの花も満開
樹皮を染料に用いるので染(す)みが ずみになったとする説と、果実が酸っぱいので酸実(すみ)がずみになったとする説があります。赤くなる実(黄色く熟す実もある)は小さな形からコリンゴ、コナシともよばれます。 白い可憐な花はわずか1週間ぐらいが見頃だそうです。

          


ハクサンボクの花も満開
厚くてつやつやと光沢のある葉です。

          

オオデマリアジサイの花に似た花を沢山つけていました。見事です。

          

帰ろうとした時にツツジも見てニャンと猫が甘えてきました。 
          

猫がずっと案内してくれました。植物園は度々訪れていますが、猫に出会ったのは初めてです。
幼いころから長い間私の家には沢山の猫がいました。
その全ての猫が真っ白で、目の色が片方は金、片方は銀と言う綺麗な猫たちでした。
猫ちゃんと私話が出来るのです???????。
振り向き振り向き、珍しい名前のツツジの前で座り、また次を案内してくれます。

          

クルメツツジ   総角(あげまき)
          

クルメツツジ   浮む瀬(ウカムゼ)
          

クルメツツジ   初被(ハツカツギ)
          

クルメツツジ   暮れの雪(クレノユキ)
          

クルメツツジ   火の国(ヒノクニ)
          

クルメツツジ   老いの目覚め(オイノメザメ)
          

クルメツツジ   築紫紅(チクシベニ)
          
                                   写真はすべて4月25日撮影

猫ちゃんが案内してくれたツツジクルメツツジを品種改良した小型の花ばかりでした。
クルメツツジはヒラドツツジと並んで園芸品種が多く、中でも色彩の派手な品種が好まれれているようです。クルメツツジ分類学的にはキリシマツツジと同じもので、名前のついた品種が全部で
700、現在残っているものは約300もあるそうです。
【久留米躑躅
ツツジ科の常緑低木。天保(てんぽう)年間(1830〜43)久留米の有馬(ありま)藩士、坂本元蔵はキリシマツツジを実生(みしょう)して多数の品種をつくったが、その後も久留米地方ではサタツツジとヤマツツジを主とし、ミヤマキリシマなどの加わったツツジの育種が行われ、現在300品種以上あり、これらを総称してクルメツツジとよんでいる。花形はやや小さいが、花つきがよく、花木として広く栽培される。

サクラの時期が終わっても、心騒ぐ日々はまだまだ続きそうです。