バラ祭り

福岡植物園では5月20日(日)までバラ祭りが開催されています。

バラ園には5月上旬から中旬に見頃を迎える春咲きの品種と、10月上旬から中旬に見頃を迎える秋咲きの品種を合わせて約250種,1200株のバラが植栽されています。

春咲きの花が今満開。バラの香りが漂い、世界中のバラが咲き誇る光景はまさに夢の花園。
5月に入ってから毎日のようにバラ園に足が向いてしまいます。
          
          

バラには著名人の名前や、花の姿からイメージした素敵な名前が付いていますが
種類が多くてなかなか覚えられません。

昨日はバラ園にチャレンジコーナーが設けられていて、ローズラリー(名前あて)・バラの香りあて
クイズが行われていました。

少しでもバラの名前を覚える為に、ローズラリーに参加しました。

クイズラリーに出題されたバラの名前をやっと覚えることが出来ました。

               ルイ14世           サフラノ 
                 

ラ フンス
モダンローズの草分けとなった記念すべき品種です。
          
          
プリンセスミチコ
花の色は濃いオレンジ色、赤。当時皇太子妃だった皇后美智子に献呈されたバラです。
女王エリザベス2世から贈られたとも伝わっています。華やかさと品がありますね。
          

グレイスケリー
グレース・ケリーに捧げられたバラ・・・可愛らしさあり知的さも感じさせるバラですね。
          

ズヴニール ドゥ アンネ フランク
アンネのバラの花は房咲きです。つぼみの時は赤く、次に黄色くなり最後はピンクに染まります。色が変化していく過程が咲いているバラから分かりました。アンネが語りかけているようです。
          
アンネのバラ」は、アンネ・フランクと同様に強制収容所に入れられ、生還したベルギーの
バラ育種家デルフォルグ氏が1960年に育成した新品種で、「スヴニール・ドウ・アンネ・フランク
「アンネの形見のバラ」と命名され、アンネの遺志を伝えるために活動していた父、オットー・フランクさんに贈られました。しかし、バラを育成したデルフォルグ氏が、有償での販売を禁止していたため、アンネが生まれたヨーロッパでは、すでに絶えてしまったとも言われています
オットー・フランクさんの手に渡ったアンネのバラは、彼によって全世界に広められました。
日本のアンネのバラは、数度にわたってオットー・フランクさんから送られて来たものが、増やされたものです。デルフォルグさんの意志を継ぎ、無償で日本各地に1万株以上も配られ、普及しました。
              アンティシモ       ゴールデンボ−ダー
                 

聖火
東京オリンピックを記念して作られたバラ
          

ブルームーン
物語を想像させるブルームーンと言う名はこの花の神秘的な色にピッタリ、私の好きなバラです。
          

満開のバラの香りに包まれ 夢のようなひと時を過ごせる日々に感謝!


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バラ祭りの想い出

2009年5月 ブルガリアのバラ祭りに行きました。

香水で有名なブルガリアのバラ。香水に使うバラの花は小さくて地味なピンク色でした。

畑でバラ摘みも体験し、摘んだバラはホテルに帰りバラ風呂に。

赤い民族衣装を着た農家の人たちが、踊りや、歌で精いっぱいのおもてなしをして下さいました。
ブルガリア最大のバラ祭りは商業主義的なお祭りだと思っていたのですが、素朴で和やかなお祭りでした。これらのおもてなしは村人達の無償のおもてなしと伺い、ますます心温まりました。

          
          
「ダマスク・ローズ」観賞用のバラとは違い、小ぶりで淡いピンク色をしているのが特徴。
見た目の華やかさはないけれど、その香りは絶品です。