人生初めて 抗議行動に参加

昨日「九電本店前緊急抗議」に参加してきました。
          


福島第一原発の処理が終わる前にどこかでもう一度原発事故が起きたら 日本は終わってしまう」そう思っています。ですので大飯原発のなしくずしの再稼働の決定は信じられない事でした。

原発の事は話題にしてはいけない、放射能汚染の事を口にするのはタブーのような雰囲気をずっと感じていました。自分たちの身に起きたことなのに何も言わない。大好きだった日本が何だかホラー映画の世界のようになってしまったかのように思えていました。

先日の22日の45000人が集まったと言われる官邸前の反原発デモで、普通の人達が参加している様子を見て、安心しました。

1968年 -1970年の学生運動真っ只中の時代を過ごした私は、火炎瓶の飛ぶ中 学校に通った経験があります。過激な学生は歩道の敷石をはがし投石したり、火炎瓶まで投げる学生達もいました。一種独特な話し方で演説する姿は違和感のあるものでした。始めは反戦運動、学費値上げ反対運動、学生会館の自治要求、反差別への取り組みとして活動していたものが、しだいに過激になって行ったのか、あまり良い印象が残っておらず、結局学生運動が何であったのか今でも私には分かりません。

デモとか抗議行動は過激になったり、静かに抗議していてもその中に右翼や宗教団体、単にお祭り騒ぎ好きな人が混じったりして、本来の趣旨とはかけ離れた姿になる場合がある事を見てきました。

今回は、日本中の人達の未来を左右する事態です。そんな中何も言わずにいるのは良い事ではないと思いながらも、何もせずに自己防衛だけをして過ごしてきました。

原発の影響で生活を根こそぎ失った人達を見て、これから生まれてくる子供達の為にも、そして私自身がこれから安心して生活していくためにも、人として黙っていることは出来なくなりました。

福岡では(昨日)25日と27日に抗議行動があることを知りました。
昨日の抗議行動は22日に東京で行われたのと同じような抗議行動。
原発脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカードはなるべくご遠慮くださいと言う呼びかけを見て好感を持ちました。
27日の分は電話をして色々伺ったところ比較的大きな抗議デモのようでした。
私に合っているのは昨日の抗議行動の方だと思い、まずはどんな人達が来ているのかを見定めてから自分が納得したら参加しようと思い小雨の中 九州電力本店の前に行きました。

それまでは20人位しか集まらなかったそうですが、昨日は60人以上が集まっていました。
お子さんを連れた人、会社帰りの人、一般の人の集まりでした。若い人が多く、九電の前で「再稼働反対」「原発要らない」「子供を守ろう」と一緒に声を上げるだけです。
おかしいと感じたらすぐに退散するつもりで行きましたが、18時30分の開始から最後の20時30分近くまで参加しました。

                       

やっと声を上げることが出来ました。私のように見た目も中身も「おとなしい?普通の人?」が声をあげるのはとても大事なことだと自負?しながらの参加。

2時間緊張していたのか家に着いたらぐったり、なぜか体中が痛い。

朝の5時まで爆睡して、今まだぐったりした状態で書いています。

人生初めて参加した「抗議行動」でした。こんな事態が起きている日本、悲しいです。