スイフヨウ(酔芙蓉)

開園を待って朝一番で福岡市植物園に行きました。
今日会いに行く花はスイフヨウです。漢字では酔芙蓉と書きます。

フヨウの変種で八重咲きで、朝咲いて夕方には萎む1日花です。

朝のうち純白の花は、時間と共に徐々に薄いピンク、夕方から夜にかけて紅色へと変化していきます。そのさまが、お酒を飲み、酔うに従い顔色がピンクから紅色に変わることに似ていることから
酔芙蓉と言う名がつけられたそうです。

その変化を見てみたい!

と言うことで午前9時の酔芙蓉。    美しい純白です。 。
             
                                 (9月9日 9時撮影)

そろそろ酔っている頃かしら?  午後3時に再び福岡植物園に見に行きました。

本当に色が変わっていました。   ほろ酔い加減の酔芙蓉。
          
                                    (9月9日 15時撮影)


美しい薄いピンク色の酔芙蓉の隣りに、紅色の萎れた花が。
昨日咲いた花で紅色のまま萎んでいきます。何だか酔いつぶれたみたいですね。
          


フヨウは中国ではもともと「蓮の花」のことをさします。
水の中に咲くものを水芙蓉、木に咲くものを木芙蓉と呼んでいましたが、日本では、蓮を
芙蓉という習慣がないので、芙蓉といえば木芙蓉のことを指します。

物語が沢山生まれそうな酔芙蓉。

優美で情趣溢れる儚い花に魅了されました。