朝6時に伊藤病院に 今回も無事

伊藤病院は表参道にある甲状腺の専門病院で、全国から患者が通うことで有名な病院です。

朝の6時の受け付け開始を待ち、6時前には病院の前に列をなすほど信頼を集めている病院。

今日は早起きして6時に病院に着くように家を出ました。それでも24番目。
                      

直ぐに待合室はいっぱいになるのですが、受診カードを機械に読み込ませてから、全てがシステム化されているので、診察までとてもスムースです。

2008年の健康診断で、たまたま首の血管のエコーをオプションで受けた時に見つかった小さな甲状腺の嚢胞。以来 伊藤病院で経過観察を受けています。
私ぐらいの年齢ですと5人に1人以上の割合で甲状腺に異常が見つかるようです。特に女性に多い病気です。

甲状腺のしこりは良性であることが多く、たとえ癌であっても適切な治療をすれば生存率は高い病気です。それに、この病院ならば、たとえ症状が悪化しても最良の治療が受けられると私は安心しております。

私の場合は良性の小さな嚢胞で、血液検査の結果も悪くはないので、今のところお薬の必要もありません。経過観察だけですが、昆布などヨードを含むものを食べすぎない方が良いそうです。

診断を受けるまでは昆布でお出汁を取ったり、ごはんに昆布を入れて炊いたりしておりました。
検査をしなけば、今でも知らずに大量のヨードを摂取して悪化させていたかもしれません。
健康診断って大切ですね。

8時から血液検査、8時半からエコー検査、9時からの先生の診察が始まります。

福岡にいたのでしばらく検診をサボっておりました。

「この間何か異常はありませんでしたか」と担当の先生。このような事を聞かれるのは初めてです。悪くなったのかしら、ドキッ!「数か月前に何回か首に違和感を感じました」と・・・・悪い症状を捜し答えました。「嚢胞の大きさも変わっていないし、血液検査の結果も良好。違和感を感じたのは放射能などの・・・・・でもこの調子なら1年に1度来れば良いですよ」と先生のお言葉。
日本甲状腺学会で発表した見解を読んでいたので、伊藤病院で放射能という言葉が出るのはとても意外でした。

私は地震後3月13、14日には東京に居なかったし3月15日から海外に。帰国した4月中旬から5月はずっとマスクを着用、その後は福岡だったので、おそらく放射能の影響は可能な限り受けなくて済んだのではないかと自認しています。そのことも功を成したのか・・・。
症状が悪化していないことを伺い、飛び上がるほど嬉しかったです。

半年に一度位検査を受けた方が良いと言われていたのですが、それが一年に一度くらいで良いとお墨付きを頂き、今日はとても幸せな気分。

この時期華やかな表参道を歩くのはとても楽しいでしょうに、ショップの開店前の9時半には診察も終わったので、嬉しさのあまりかまっすぐに家に帰って来てしまったのは少々残念な選択でした。