福島原発港内の魚、セシウム規制値の5100倍

読売新聞 2月28日(木)18時50分配信

東京電力は28日、福島第一原発の港湾内で2月17日に捕獲したアイナメから、1キロ・グラムあたり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

国の規制値(100ベクレル)の5100倍に相当し、原発事故後、魚介類で最も高い値。これまでの最高値は、昨年12月20日に同じ港湾内でとれたムラソイの25万4000ベクレルだった。

東電は、港湾の外に魚が流出しないよう海中に網を設置したり、湾内の魚を捕獲したりする作業を進めている。
       

今なお収束出来ず、汚染を広げている福島第一原発アイナメだけでなく、多くのセシウムに汚染された魚が見つかっています。
このままだと、今後ますます魚は汚染されていくでしょう。

東京電力の新妻常正常務は「魚の移動を防いだり駆除したりといった対策を、計画的に、かつ前倒しして取り組んでいきたい」と話していますが、それ以前に、もっと汚染源の放射能をどうにかしなくてはいけないと思うのですが・・・・。

中国からの大気汚染の報道はきちんとされていて、なおかつPM2.5の観測拠点を増やすと国は会見していますが、毎日放出され続けている放射能の事はあまり報道されません。
      

この中國からの大気汚染に対しては、福島県でもPM2.5観測地点増設するそうです。…ただデータは提供できない・・・・。 
福島県でもPM2.5問題で、観測値を6か所に増やすとのことですが、ただシステム上の関係で即時にデータは提供できないそうです。心配だったら他県のデータを参考にしてほしいとのこと。
なぜデータを提供できないのか・・・不思議です。 

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中国からの大気汚染も放射能どちらも同じように健康にかかわる問題です。
環境汚染に国境はないのです。

爆発的な人口増加によって、食糧難になると予想されていますが、このような状態だと環境汚染により、食糧難になる可能性も考えられます。

日本の福島原発に関して言えば、このまま海が汚染され続けてしまったら、日本の漁業はどうなるのでしょう。

必死で頑張っておられる漁業関係者の事を考えると、真実は報道しにくく、魚は食べたくない等と言うと、非国民扱いされそうですが、このまま海が汚染され続けられ、数十年後に海の汚染がもっと拡大されてしまったなら、人生最後の食事であっても、私は大好きなお寿司を食べたくありません。セシウムが含まれた魚は気持ちが悪くて口に出来ません。
石田三成が処刑直前に言った「柿は痰の毒であるのでいらない」の心境です。
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安倍首相は28日午後の衆院本会議で、第2次安倍内閣発足後初めての施政方針演説を行い、「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と明言。「原発の再稼働は、原子力規制委の専門的知見の判断による」との自公連立政権合意から一歩踏み込んだ発言をされました。 

世界一安全、世界一安心な国を目指すという安倍首相の世界一を掲げる演説は心に響かず 
白々しく聞こえるのは私だけでしょうか。

地震津波の被害の復旧は、年月が解決してくれても、今後大きな地震が起き、再び原発事故が起きたら、国土は汚染され、日本は崩壊してしまうのではないかと心配です。