ベネルクス三国の旅  1日目  オランダ

昨日ベネルクス三国の旅から戻りました。
美しい街並み、名画を鑑賞出来た素晴らしい旅でした。

ベネルクス三国とは、ベルギー、オランダ(ネーデルランド)、ルクセンブルクのことでそれぞれの国名の初めの文字であるB(Belgique)、N(Nederland)、Lux(Luxembourg )から成る頭文語です。因みにオランダという呼び方は、この国の一地方であるホラント州に由来する通称 Holland がスペインやポルトガル経由で日本に伝来したことに由来します。

三か国の領域は、かつてはネーデルラント(低地地方)と呼ばれていました。歴史的には中世末期にいずれもブルゴーニュ公国の支配を受け、近世初頭にはともにハプスブルク家領でした。1814年から1830年の間にはウィーン会議の取り決めにより、現在の三国はネーデルラント連合王国として統合。現在のベネルクスの分立が定まったのはさらに下って、ルクセンブルク大公国オランダ王国との同君連合を廃止した1890年のことです。

ベネルクス関税同盟
1948年1月に結成されたベルギー,ルクセンブルク,オランダの関税同盟。21年に結ばれたベルギー,ルクセンブルク間の関税同盟にオランダを加えて復活したもの。これは60年ベネルクス経済同盟BEUに発展しました。

ベネルクス経済同盟
Benelux Economic Union
ベルギー,オランダ,ルクセンブルク3国の関税および通貨に関する国際的な結合。1947年に結成されたベネルクス関税同盟を発展させ60年に移行,同盟内の関税の撤廃,物資の自由な移動を実現し,各国法制の統一を図って強固な経済的統一体の実現をめざしています。
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1日目

7月9日 成田発13時35分発 KLMオランダ航空にてオランダに向け出発。
11時間40分のフライトの後オランダ・スキポール空港に到着。日本との時差−7時間。

到着したスキポール空港はショッピングが楽しめる場所が充実していました。
この空港はカジノで遊ぶこともできるそうです。又本物の油絵を見ながら過ごすことができる美術館もあります。待ち時間が長いときには退屈しないで過ごせそうですね。

私たちは空港内の売店を横目に見ながらお迎えのバスに向かいます。

スキポール空港売店
国によって 花のアレンジの仕方が異なるのを見るのも楽しいです。
          
日本ではあまり見かけないヒマワリとキクの組み合わせも新鮮。木でできたチューリップも沢山売られていました。
          

スキポールの名前の由来にはいろいろな説があります。
*スキポールとは船の墓場という意味で、150年前まで湖だったこの場所を排水して空港にした時に、船の残 骸がたくさん見つかったことから、こう名付けられたと言う説。
*強い海風が吹くことから羊の地獄 (Scheeps-hel) と言う説。
*木のある沼地を意味するという説。

湖だったこの地域は1848年に干拓が始まり、一時軍用空港にもなったもののこの空港は狭すぎることがすぐに明らかになり拡大されました。
1919年オランダ及び植民地の王立航空株式会社(KLMオランダ航空の前身)が設立されます。
1920年5月17日より KLM によるアムステルダムからロンドンへの定期旅客便の運航便が始まり、スキポールがアムステルダムにおける離着陸箇所となりましたが、より多くの、より大きな航空機が発着するようになった為、湿地帯のこの空港では飛行機が頻繁に泥湿地に沈んだそうです。
現在スキポール空港は旅客が必要とする全ての施設が一つのターミナルビルの中で完結しており、出発・到着・乗り継ぎが歩いて行けるように配置されている便利なハブ空港に発展しています。

宿泊するイビスホテルに到着
          
ホテル到着は夜の7時少し前。ヨーロッパは今の時期夜9時過ぎまで明るいので近くを見学したいのですが、宿泊のホテル付近は何もないので、この日はホテルの庭を散策したり、シャトルバスに乗りもう一度空港に行きショップを見学しました。

宿泊のホテルイビス エアポートホテルの庭には沢山の野兎が跳ね回っていました。
          
人が近づくと一斉に穴の中に逃げ込んでしまいます。
          

いよいよ明日から本格的な観光が始まります。