迎賓館赤坂離宮の前庭見学

11月1日から3日迄の3日間 迎賓館赤坂離宮の前庭が公開されています。
昨年は1時間待ちだったので、今年は1時間半から2時間位入口で待たされるかもしれないと言われていましたが、初日の11時少し前に行くと、並んでいる人は殆どいなく、すぐに中に入ることが出来、セキュリティーチェックの後ゆっくりと見学することが出来ました。

迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる。)として建設されたもので、当時日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風建築物です。
戦後、わが国が国際社会へ復帰し、国際関係が緊密化してゆくなかで外国の賓客を迎えることが多くなったため、「旧赤坂離宮」を改修して迎賓館とすることになりました。
昭和49年(1974)の開館以来、世界各国の国王、大統領、首相などの国賓、公賓がこの迎賓館に宿泊し、政財学界要人との会談やレセプション、天皇皇后両陛下によるご訪問など華々しい外交活動の舞台となっています。

          

中に入ると、迎賓館に向かって一直線の道と、その両側には庭園がありました。
残念ながら、庭園部には入ることはできませんでした。
                              
                            迎賓館前の門
          

正面中央にはバルコニーのついた玄関があり、その上の緑青の屋根を眺めてみると、甲冑をかたどった
青銅製彫刻や天球と鳳凰もあります。
          

          

正面玄関の上の屋根鎧兜の武者が対で「 あ・うん「阿吽」」になっています。 
          

本来の賓客はこちらの正面中央ドアから入場します。
菊の紋章と五七の桐のレリーフは格調の高さを感じます。
          

                        

前庭には「説明員」がたくさんいらして、いろいろな質問に答えて下さいました。        
迎賓館赤坂離宮は海外の要人をお客様としてお迎えするだけでなく、外国の国賓、公賓がこの迎賓館を借り、日本の国賓、公賓を招待することもあるということを初めて知りました。
そのような時は、天皇陛下もお客様側になるそうです。
          

赤坂迎賓館は賓客のない毎年夏ごろに公募制で建物内部も含めた参観が行われているそうです。
概要については毎年5月頃に以下の「参考」に示した内閣府のWebページで発表され、応募者の中から抽選で参観者が決まるそうです。

今度は内部を見学出来たら良いなと思いながら迎賓館を後にしました。