東京築地のマグロ初競り

ここ数年 異常な価格となった「マグロ初競り」が今年は様変わりしたようです。

昨日5日東京・築地市場で、新春恒例の初競りが開かれ、今年の青森・大間町産のクロマグロの最高値は
1匹あたり736万円。

          

落札者は3年連続で すし店「すしざんまい」を展開する喜代村(東京・中央)でした。

昨年の1億5440万円の史上最高の高値からの大きな下落です。

この5年は、日本で全国展開をする喜代村の「すしざんまい」、日本の高級寿司店「銀座 久兵衛」、香港の
「板前寿司」の3社での競り合いで価格がどんどんつり上がっていたのですが、過去最高値を更新させてしまっていた事もあり、「板前寿司」「久兵衛」の2社がこの異常な高騰を嫌って初競りに不参加を表明。
質の良いマグロだけを競り落とすという方針に転換した結果の大幅下落だそうです。
又昨年の初セリでは悪天候による水揚げの不振などで上場が4匹しかなかったそうですが、今年は卸各社に30匹ずつ程度の入荷があり、供給が大きく増えたことも影響したようです。

何事も急激な上昇のあとには「調整局面」を迎えるのが常ですが、今年の日本の景気はどうなることやら。