福島第1原発 配管の弁 すべて開く…汚染水漏れ

美しいガラパゴス諸島の海、自然の素晴らしさに感動して日本に戻ると、中国の大気汚染問題、
そして福島第一原発の汚染が相変わらず報道されています。
大気も海水も一か国に留まらず地球を循環しているのです。
                         ガラパゴス諸島の美しい海          
          

今なお毎日のように発表される福島第一原発の事故
福島第1原発の配管の弁。汚染水漏えい前に開いていることが確認された=東京電力提供
東京電力福島第1原発で極めて高濃度の汚染水約100トンが漏れた事故で、東電は21日、汚染水貯蔵タンクにつながる三つの弁のうち、「閉まっていた」と発表していた一つの弁が一時的に開いていたと発表した。通常は、汚染水を移送する時以外、すべて閉まっている。今回のトラブルは、弁を誤って開いたことによる人為的なミスだった可能性が強まった。

【福島第1原発の高濃度汚染水漏れ】東電不信さらに増幅、温度計故障も

人為的ミスか
東電によると、弁が開いていたのは「H6エリア」と呼ばれるタンク群へ汚染水を流す配管。三つの弁がすべて開くと汚染水がタンクへ送られる。東電は20日、「一つは閉じていた」と説明したが、21日に再調査した結果、一時的にすべて開いていたことが分かった。

東電は17日から、H6と配管を共有する「Eエリア」のタンクへ汚染水を流す作業をしていた。しかしH6側の三つの弁がいずれも開いていた一方、E側へ流れる弁が閉まっていたため、満杯だったH6のタンクに汚染水が流れ込み、大量にあふれたとみられる。

漏れる前の19日午前に撮影した弁の写真では、弁を操作する器具が接続されたまま開いており、作業員が何らかの原因で弁を開いたとみられる。一方、事故発覚前後の同日夜から、翌日未明に弁が閉じられた形跡があり、作業員が閉め直した疑いが出ている。

弁が意図的に操作された可能性について、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は21日の記者会見で「先入観を持たずに調べる」と述べた
この件に関してのここ数日の東京電力の発表
外に流出した汚染水はさらに高濃度 2億4000万ベクレル
          
          

超高濃度汚染水がH6エリアタンクから漏えいした状況(出典: 東京電力

19日夜には福島第一原発の貯蔵タンクから堰外にあふれた汚染水は、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質(全ベータ)の濃度が1リットルあたり2億4000万ベクレルだったと東京電力20日午後発表。これは、「H6エリア」と呼ばれる貯蔵タンク群のうちの1基で、タンクが満水にも関わらず、汚染水が流入する弁が開放された状態だったことから、汚染水がタンクのふた付近からあふれ、雨どいを伝って、堰(せき)外に流出したもので、流出量は約100トン。

20日午前の臨時会見で東電は、雨どいから採取した汚染水について、全ベータが1リットルあたり2億3000万ベクレルと、「超高濃度」だったことを明らかにしたが、その後、堰外に流出した汚染水についても調べた結果、全ベータが同2億4000万ベクレル、放射性セシウム134が同4200ベクレル、放射性セシウム137が同7300ベクレルと、さらに高濃度だったことが判明した。

これまでの汚染水漏えいでは、最高でも1リットルあたり数100万ベクレルだったことからすると、今回の汚染水は、ケタが2つ違う高濃度。
今回の事故の原因について、閉められているはずの弁が開放されていたことから、東電では弁の故障の可能性もあると見ている。
今までどれだけの汚染水が流出してしまっているのでしょう。毎回大量の汚染水が報告されます。
付近の海はどの位汚染されているのか、想像を働かせればわかるでしょうに。
狭い日本では農業や漁業関係者の生活を守るため、日本経済を維持するためには汚染の現実を発表できないのかもしれません。
それにしても東電も政府もなすすべがないのか無責任にも事実を隠ぺい、現実逃避しているように思えます。
それだけなら未だしも、この機に及んで原発の再稼働に向けての動きには絶望を感じます。

現状を知っている東電の元社長・会長も海外に逃げてしまったというのは本当なのでしょうか?
勝俣恒久会長
 日本原子力発電社外取締役に再任(現在家族と共に海外在住)
 
清水正孝社長
 関連会社・富士石油社外取締役天下り (現在家族と共に海外在住)
 
武井優副社長
 関連会社・アラビア石油の社外監査役天下り(現在家族と共に海外在住)
 
宮本史昭常務
 関連会社・日本フィールドエンジニアリングの社長に天下り(現在家族と共に海外在住)
 
木村滋取締役
 関連会社・電気事業連合会の副会長に再任(現在家族と共に海外在住)
 
藤原万喜夫監査役
 関連会社・関電工の社外監査役に再任(現在家族と共に海外在住)