ナスカの地上絵・イグアスの滝・マチュピチュ遺跡  南米13日間の旅   ナスカの地上絵編

 4日目ナスカの地上絵を見るために早朝3時15分にホテルを出発。

「ナスカとフマナ平原の地上絵」は1994年世界遺産に登録されています。

パンアメリカンハイウエイをバスで4時間南下し ビスコへ向かいます。

パンアメリカンハイウェイは南北アメリカ大陸の国々を結ぶ幹線道路網です。パンアメリカンハイウェイの起点とされているのは、アラスカのフェアバンクスで、そこからカナダのユーコン準州ブリティッシュコロンビア州などを抜けてアメリカ西海岸(または中西部)を通り、さらにメキシコや中米諸国を通過してパナマに至ります。

ビスコの空港に7時少し過ぎに到着
         
セスナに乗る時に持っていくものを含め体重測定をします。
         
セスナ機の翼は地上絵が見えやすいように上のほうについています。
         
座席は12
         
機長と副操縦士席の両方に操縦桿があります
         
         
ビスコから片道30分飛行して ナスカの「地上絵」のところまで飛びます。広大なペルーの大地も迫力満点。
         
いよいよ地上絵!副操縦士が日本語で「いぬ」「右」「羽根の下」といって場所を教えて下さいます。
左右どちらの席でも見えるように機体を旋回させます。
事前に頂いた地上絵の場所を示す図も参考にしながら注意深く探します。
         
写真はなかなか撮りにくいと言うことでしたので、肉眼で見ることを優先しました

思っていたよりもはっきりと地上絵を確認することが出来ました。
クジラ・ハチドリ・サル・クモ・コンドル・手・木・そして山の斜面にかかれた宇宙人の絵もはっきりと見えました。
ただ犬の絵は薄くて本当に確認出来たのか定かではありません。

実際に見て なぜこのような場所に絵を書いたのかむしろ疑問は深まるばかりでした。
2000年も前の絵がこのように残っていることに感動します。
ナスカの地上絵が立地する場所は、ペルー南海岸地方の北から南へ走る丘陵と東方のアンデス山脈の麓との間にあるパンパ=コロラダ、パンパ=インヘニオと呼ばれる細長い盆地である。長い年月の間に、西方や東方の比較的高い場所からの水の流れが浸食した土砂を盆地に運び続けた。このような土砂は細かくて明るい色、黄白色をしている。この土の上に時々大洪水によって多量の石を含んだ土砂が運ばれる。細かい土は、南風によって吹き飛ばされ、比較的大粒の礫や岩石が残される。岩石は早朝は露に濡れるが、日中は焼け付くような砂漠の太陽に照らされることを繰り返すうちに、表層の岩石はやがて酸化して暗赤褐色になる。岩石が日中の太陽で熱をもつので、その熱の放射で地表に対して暖かい空気層をつくり出し、南風による表面の浸食を防ぎ、雨もほとんど降らない気候環境から雨による浸食もほとんどない状況をつくり出した。
ナスカの地上絵は、このような盆地の暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅1m〜2m、深さ20〜30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって「描かれて」いる。規模によってはもっと広く深い「線」で構成されている。地上絵の線は最初に線の中心から外側へ暗赤褐色の岩、砂、砂利を積み上げる、それから線の中心部分に少し残った暗赤褐色の砂や砂利も取り除いて明瞭になるようにしたと推察される。(ウィキペディアより)

動植物の絵で最大規模を誇る「鳥」は全長約280m、幾何学図形で最大のものは人工衛星ランドサットの衛星写真ではじめて確認された矢印で、なんと全長50kmに及ぶそうです。
ハチドリ
         
コンドル 
         
オウム
         
アメリカンハイウェーイと、地上絵の研究と保護に生涯をかけたマリア・ライへの観測塔(ミラドール)が見えました。
近くに手と木(海草)の絵が見えます。
          
地上絵 を見るには早朝か夕方が良いそうです。
理由は上昇気流が朝早いと少なくてセスナが揺れないこと。
朝早いほうが日影ができて、地上絵の陰影がはっきりするからだそうです。
早起きしたかいがありました。
幼いころからいつかは実際に見たいと思っていたナスカの地上絵をはっきりと見ることが出来
夢がまた一つかないました。

お昼はペルー名物「セビーチェ」(海鮮マリネ)を頂きました。デザートは「ルクマのアイスクリーム」です。
ルクマはペルーのデザートには欠かせない果実で、特にアイスクリームが有名です。
まったりしたお味は癖になりそう。
              
夕食はホテルでビュッフェ

5日目今日はイグアスに向かいます。
          
リマ発12時10分の飛行機で4時間15分後にはイグアス(ブラジル側)に到着。
リマとイグアスの時差は+2時間

移動だけの一日になりました。