皇居「乾通り」の桜

天皇陛下の傘寿を記念して、4日から8日までの5日間行われている「乾通り」の一般公開に 昨日行って来ました。

乾通りには、桜の木が5種類、76本植えられていて、ソメイヨシノシダレザクラが満開です。
桜の季節の一般公開は、これが初めてとなるため、皇居前広場に9:30に到着した時には、既に長蛇の列が
幾重にもできており、荷物検査・ボディチェックまで約1時間かかりました。
         
         

坂下門手前
         
坂下門
         
坂下門を入るとすぐ宮内庁庁舎があります。
         
皇居内から見た富士見櫓
         
厳粛な雰囲気の漂う皇居内の通り(ここは入ることが出来ません)
         
富士見多聞
「多聞」とは、防御をかねて石垣の上に設けられた長屋造りの倉庫のことで、多聞長屋とも呼ばれていました。
鉄砲や弓矢が納められ、戦時のときには格子窓を開けて狙い撃つことが出来ました。
         
道灌濠 
江戸城を築城した太田道灌の名前を由来とする道灌濠は、皇居の中で一番美しい場所ともいわれています。
         
         
少し歩くと右側に北桔橋が見えます。
かつては、跳ね上がる仕掛けになっていて、江戸時代には常時上げられていたようです。
         
吹き上げ御所
この門の奥は天皇陛下がお住まいの吹上御所です。
吹き上げ御所入り口付近にはヤマブキの花が満開でした。
         
         
         
乾門が見えてきました。
宮内庁庁舎から、750メートル先の乾門まで続く乾通りにはサクラ・モミジ・末を中心にさまざまな樹木が混植されていました。
         

雲一つない青空の下の桜と、江戸城の面影を伝える濠や石垣の風情は格別で、普段は立ち入ることのできない場所での思い出深いお花見になりました。

7日までの4日間の見学者は31万6000人にのぼるそうです。