安産祈願

今日はお天気に恵まれた一日でした。

ニューヨークに住む娘の安産祈願に水天宮様に行って来ました。
水天宮は現在建て替えのため、日本橋浜町にある明治座前の仮社殿に移転しています。

戌の日は混雑すると伺っていたので、早めに家を出て7時少し過ぎに着いたのですが
既に多くの方が並んでいました。

戌(いぬ)の日とは
十二支の11番目で、12日に1度めぐってきます。
妊娠5ヶ月目の戌の日に腹帯を巻いて安産祈願のお参りをするとお産が軽いと言われています。

          
「最後尾こちらです」の看板を持った警備員さん。すぐに2列に増えるほどの混雑。
          
          
境内に入り 祈願の受付申込書を記入します。 
          
その後、受付申込用紙を持って更に“書記”と書いてある行列に並びます。   
          
巫女さんが受付申込書をもとに、祈祷を受ける妊婦さんの名前を一人ひとり筆で書いてくれます。
とても綺麗な文字です。

筆で書かれた名前の札と一緒に祈祷のグループカードをもらいます。

グループごとに祈祷時間を待ちます。

1グループは約50人。

戌の日の祈祷の際に神殿に入れるのは妊婦さんのみですが、妊婦さんでなくても代理で来た人は1人なら入ることが出来るので、私も入ることが出来ました。
ご家族や夫婦で祈祷してもらいたい方は、戌の日以外に行かれた方がいいかもしれませんね。
御祈祷の様子は写真にとることはできません。

神主さんが妊婦さん全員の名前を読み上げて御祈祷してくださいます。
どうか無事元気に生まれてきますように。安産でありますようにとひたすらお祈りしてきました。

御祈祷して頂いてすがすがしい気持ちになり、境内を見ると、かわいい河童がいました。
この河童は胸が膨らんでいるのでお母さんなのでしょう。
          
よく見るとお母さんカッパの身体には3匹の子カッパがいました。
抱かれているカッパ、左肩と右足下方にしがみついている子カッパ。
          
水天宮と河童
水天宮の総本山は福岡県久留米市にあります。
水天宮が水の神様と言われるのは、"すいてんぐ"が水天宮になったからで、水天供とはカッパ、つまり水天宮の神使いだからです。
東京日本橋の水天宮は筑後久留米藩主、有馬氏が藩邸内に水天供を分祠し、江戸庶民に参拝を開放したことに始まります。

伝説によると、上に書いた八代に来た河童が悪戯をするというので、あの加藤清正が猿を集め退治させます。そこで河童は筑後川に移り住むことになりました。
これが、河童と久留米との関わり合いの始めだそうです。

カッパがいたずらで人馬を川に引っ張り込むことから (脚を引く=客を引く)、商売繁盛の神に、またカッパは腕が簡単に抜けてまた元通りになるといわれ、そこから、安産の神様になりました。
次に建て替えのために元の境内にあった犬像がロイヤルパークホテルにあると伺ったので送迎バス「子宝丸」に乗り 見に行きました。

犬はお産がとても軽く、たくさんの子犬を生むことに由来して、安産のシンボルになっています。

この犬像は自分の干支をさするとお産が重くならず、出産できると言い伝えがあるそうです。
多くの方が犬の頭と自分の干支をさすったため、銀色に光っています。

私も犬の頭と娘の干支を撫でて来ました。
          
子犬の表情もとても可愛い!
          
水天宮様で頂いたお札やお守りです。御子守帯一式をいただきました。
今月半ばにニューヨークに持って行く予定です。
          
御祈祷の後頂いた御神酒の入れ物は副犬です。
この副犬は竹で作られた籠をかぶっているのですが、
「神様のご加護がありますように」との意味が込められているそうです。
          
お天気に恵まれ晴れ晴れした1日になりました。
****************************************
92歳になる祖母(生まれてくる子供から見たら曽祖母)が、早々と産着を手作りして下さいました。