北欧の旅  コペンハーゲン(デンマーク)からオスロ(ノルウェー)へ

これからオスロに向かいます。

DFDSシーウェイズは、北欧の海上輸送機関として、約130年以上にわたって世界水準との評価を受け続けてきたクルーズです。
乗客定員 1,940人/全長 170.6m/全幅 28.2m/総トン数 35,498トン
        
船は静かに出港しました。
        
コペンハーゲン港を出港すると、右手に風力を利用した発電施設の白い大型風車が現れました。
風力発電です。2014年のデンマーク総発電量の約40%は自然エネルギー風力で賄われています。
国としては世界記録に当たるそうです。
        
キャビンは海が見えるスタンダードアウトサイド
コンパクトですが1人ならゆっくりできます。2段ベットも組み込まれているので最大4人がこのキャビンに泊まれるのかもしれません。
        
外を見なければ船内と言う事を忘れそうです。
        
船のお食事は日本で言うバイキング料理です。こちらではスモーガスボードと言います。
        
北海は豊かな漁場があり豊富な魚介類が捕れるのでお食事はとても豪華でした。
サーモンの薫製、ニシン 、サバ 、エビ 、ザリガニ、ムール貝 など、北欧の海の幸が一杯。
肉類も充実していました。
初めて北欧の夏の名物 ゆでザリガニを頂きました。食べられることろは少しですがなかなか美味です。
        
船内を探検し、いろいろ調べたのですが、アトラクションは特になく、夜にバーに行けば、ジャズが聴ける・・・
だけ・・・・・らしい。やはり、大自然が何よりのおもてなしなのでしょう。
天候があまり良くなかったので夕日を見ることは出来ませんでしたが のんびりと海を眺め贅沢な時を過ごしました。          
        
揺れも殆どなくキャビンでの寝心地は思ったより快適。
翌朝8月26日、目を覚ますと、船はスカゲラク海峡 を横切ってオスロフィヨルド に入り、オスロを目指していました。ノルウェーの時差は、デンマークと同じサマータイムで-7時間。
雨は止んだものの日の出を見ることは無理。
朝食も豪華なスモーガスボード。ついつい食べ過ぎてしまいます。
朝食後再びデッキに出て海を眺めました。
船はカテガット湾 を通過した後ノルウェーの領海に入り、オスロフィヨルド を航行していました。
オスロ港は、オスロフィヨルドの最奥にあります。
        
さあいよいよノルウェーに入ります。

ノルウェー王国、は、スカンジナビア半島の西北部に位置する北ヨーロッパの1国です。国土は南北に細長く、海岸線はデンマーク間のスカゲラク海峡、北海、ノルウェー海、バレンツ海に面し、多くのフィヨルドを擁しています。
ノルウェーは「北への道」という意味で、本土の半分が北緯66度33分以北の北極圏にあるフィヨルドがあるために海岸線は2万kmを超え、面積は約384,269km2となり、北方領土を除く日本よりやや広く、人口は約466万人と非常に少ない。沿岸は北大西洋海流の分枝・ノルウェー海流(暖流)のお陰で全て凍ることのない港で過ごしやすく、内陸部は厳しい山岳地帯となっています。

紀元前4世紀には北ゲルマン系のノルマン人(ノール人)がノルウェーに定住し、それが今のノルウェー人の基礎となりました。 8世紀のヴァイキングの時代にはデンマークスウェーデンヴァイキングとともに、海外に通商、略奪、探検で進出し、アイスランドグリーンランド、更にはシチリア、ロシア、ノルマンディ(フランス北部)へと移住しました。

ノルウェーヴァイキングが衰退した11世紀以降、長期にわたってデンマーク支配下に置かれ、19世紀にはフランス革命ナポレオン戦争の結果を受けてスウェーデンに割譲されるなど、困難辛苦の歴史を重ねた後、1905年に、独立しました。

現在のノルウェー立憲君主制で議会制民主主義国です。国王の役割は主に儀式典礼に限られますが、国の象徴として国民意識の統一に重要な役割を果たしています。
19歳から44歳までの男子を対象に徴兵制があり、兵役期間は12〜15ヵ月。兵役拒否が認められており、代りに社会奉仕活動を選択することができます。