北欧の旅  スタルハイムからベルゲンへ

5日目前半
今日はハダンゲルフィヨルド沿いをドライブしてベルゲンに向かいます。途中2か所の滝に立ち寄ります。
        
ツヴィンネの滝
この滝の水を一口飲めば10年長生きするという言い伝えがあるそうです。
        
         
        
皆、空のペットボトルを持ち、なるべく滝の近くの綺麗なお水を汲もうと、飛沫をよけながら滝に近づき手を延ばします。

            滝の水ゲット!これであと100年は長生きできる!!?
                  
         
長生きできる水を手に入れたばかりですが、暫らくすると車窓から教会と墓地が見えて来ました。
ノルウェーの初日にガイドさんが「ノルウェーではお墓は無料でもらえます。」と説明していたのを想い出しました。
        
調べて見ると
ノルウェーのお墓は、墓地・火葬・埋葬法に従って、教会と自治体議会の共同管轄の下、自治体の(葬儀事務局)が管理責任を持つ。国教である教会の運営・維持は、国の予算で賄われる。
教会の広大な土地の一角を、死者に最も近い遺族が、20年間借り受ける。20年以上の場合は、ただし、更新費用が必要とされる。たとえばオスロ市の公共墓地に葬ってほしい場合は、オスロに定住している住民であればよい。
ただ、墓石だけは、自費で作る。又墓石の前の小さな花壇の花植えや維持・掃除などの管理は、遺族の責任。できない遺族の場合は有料で管理を依頼することができる。

ゆりかごから墓場まで」って本当の事なのですね。

ノルウェーは1日のうちに何度も雨が降ったりやんだりします。その為か、虹を見る機会も多く
何回も美しい虹を見ることが出来ました。
        
バスは美しいグランヴィン湖を過ぎ ティータイム場所のハダンゲルフィヨルド・ホテルに到着しました。
        
        
フィヨルドの水辺まで広がる芝生の中庭で贅沢なティ―タイムを過ごす事が出来ました。
        

        
ティータイムの後目指すのは再び滝
スタインダールの滝
この滝は落差80mと大規模ではありませんが、裏から見ることが出来る滝です。

滝に到る小道から滝の周囲まで、歩きやすいように工夫がされています。
この滝の手すりの設計も、デザイナーのコンペで勝ち抜いた作品だそうです。   
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さほど大きな滝に思えなかったのですが、近づくにつれ轟音と共に流れ落ちる巨大な水量の迫力に圧倒されます。
        
滝を裏から見たのは3度目です。
迫力あるナイアガラの滝、熊本県にある美しいカーテン状の鍋ヶ滝、そして今回。
規模や形状は変わっても、滝を裏から見るのは滝行しているような清々しい気持ちになります。

ふと思い出したのは芭蕉の句
奥の細道芭蕉は、「二十余丁山を下って滝あり。岩頭の頂より飛流して百尺、
千岩の碧潭に落たり。岩窟に身をひそめ入りて、滝の裏側より見れば、うらみの滝と申し侍るなりと書き
轟く水音のみを聞いて滝裏にしばらくこもれば、雑念が払われ、まるで夏行の初めのような境地となった思いを
「暫時は滝に籠るや夏の初」 (しばらくは たきにこもるや げのはじめ)と詠んでいます。
        
ここにもトロールがいました。
        

バスは目的地ベルゲンに近づいてきました。
        
お昼はパスタサラダとサーモン料理
                  
午後からのグリーグの家の見学が楽しみです。