ニューヨークの子育て事情

女性のキャリア志向が高いニューヨークでは、出産年齢も高いようです。

出産後比較的早く職場復帰する方が多いので 平日 公園やスーパーなどで見かける小さな子供たちの殆どは母親ではなくシッターさんが連れています。

先週、子供の体操教室に見学に行きましたが、教室に付き添ってきた人は全員親ではなくベビーシッターさん。
          
娘の住んでいるマンションでも子育てはベビーシッター、ナニー、ハウスクリーナーなどを何人か雇って、家事・育児はプロの手に任せているケースが殆どです。

にわかには信じられなかったのですが、ニューヨークのマンハッタンに住む人達の1ヵ月に使う保育園&ベビーシッターの平均費用は、35万円もするそうです!

この数字を聞いた時には耳を疑いました。長年ニューヨークに住んでいるという日本人ドライバーの車にたまたま乗った時に事情を伺うと15年以上前のご自身の子育ての時も高額な費用だったと言う事なので、間違いないようです。

日本でも共働き家庭の増加や家庭環境の多様化など社会構造などの変化で保育所を必要とする子育て家庭が急増しているにもかかわらず、待機児童の問題は解されておりませんが、女性にとって、「いかに仕事と家庭を両立するか」というのは、なかなか答えの見つからない問題だと思います。「出産を先延ばしにしていたらチャンスを逃してしまうかも」「仕事を辞めたら、キャリアが失われてしまうかもしれない」・・

日本でもアメリカでも仕事を持ちながらで子育てする事は本当に大変な事だと このところ痛切に感じています。