マダガスカルの旅 モロンダバ キリンディ森林保護区

8日目  後半
悪路を走りキリンディ森林保護区に辿り着きました。

キリンディ森林保護区
モロンダバの約60km北東にあるキリンディ森林保護区。12,500ヘクタールの森林に、世界最小の霊長類であるピグミーネズミキツネザルやオブトコビトキツネザルなどの8種類、鳥類45種類、カメやヘビ、カメレオンなどの爬虫類が24種類、フォッサやテンレックなどが生息しています。
         
フォッサ
森の中をしばらく歩いて行くと、高い木の上にフォッサが!
大変珍しい動物で、その生態はまだほとんど知られておらず、研究者の間でも肉食動物のどの科に属すのか、議論が続いているそうです。いきなりこんな珍しい大物を見ることが出来ラッキー!
フォッサはマダガスカルに生息する最大の(体長約 80cm,約尾 65cm)肉食動物で、食物連鎖の頂点に立ちます。 現在、生息地の減少が原因で絶滅の危機に瀕しています。

体の毛はとても短く、体は赤褐色です。
         

         
スパイニーテールドリザードと呼ばれるトカゲテ
         
チャイロキツネザル
         

         
美しい歌声が森中に響き渡ります。
         
この森を知り尽くした自然保護区のベテランのガイドさんの案内で、マダガスカル固有の動物や植物の生息する領域を実際に歩けることは本当に幸せです。
         
ベローシファカ
         

         
写真は撮れなかったのですが、ネズミキツネザルにも会うことが出来ました。

森のテラスでランチ
美味しい空気を胸いっぱい吸い込んだ後、昼食です。
久しぶりの麺を完食。量が多かったので殆どの方が美味しそうなチキンをパス。
ドライバーさん達に助けて頂きました。
        
お食事を頂きながら私達ツアーの人たちが気になったのは、後ろの席のグループの方達のカメラ。気になって気になって・・・TVクルーかと思ったのですが伺うと単なる観光客。きっと素敵な写真が撮れる事でしょう。
何にでも興味を示し、確かめずにはいられない我々ツアー参加者の恐るべきパワー。
         
キリンディをあとにして、ホテルのに戻る途中 恋人のバオバブを見学。
         
恋人のバオバブの近くで遊ぶ子供たち
         
近くの木にはバオバブの実がなっていました。
         
お墓
途中現地の人のお墓に立ち寄りました。
カラフルなペンキで人の顔や職業を表すイラストが描かれています。
マダガスカルの諸民族はそれぞれ独自の文化を持っています。
死者を埋葬するお墓の形態についても,独自のものを作っていますので、いろいろな形のお墓が存在します。
マダガスカル伝統宗教の特徴は先祖崇拝です。先祖をとても大事にし,死者のために立派な墓を立てることが,子孫の重要な仕事となっているようです。(マダガスカル人の間では現世の家より死んでからの家,お墓の方が重要視されます。)

マダガスカルの中には、人が亡くなると布に包んで埋葬する習慣があり、5年や10年に一度、新しい布で遺体を巻きなおす「ファマディハナ」と呼ばれる儀式が行われています。親族はもちろん、近隣の村からも人が集まり、故人との久しぶりの対面を喜ぶ風習が残っているそうです。
         
夕食は宿泊のホテルバオバブ・カフェで
バオバブ カフェのレストランは、川に突き出す形のテラスレストランです。

夕食の途中で停電になりました。 停電のおかげで満天の星、そして、川岸のマングローブの中から無数に輝く蛍の光を見ることが出来ました。マダガスカルでは一年中ホタルを見ることが出来るそうです。
        
素晴らしい体験が沢山出来た一日でした。 が・・・・またまたマダガスカル航空の明日のスケジュールが変更になり、今度は早い出発。明日のモーニングノックは朝の3時30分。