ルタバガ料理・怖〜いジャックランタン

初めて買った「ルタバガ」を早速食べてみました。

ルタバガはもともとはキャベツとターニップというカブの種類を掛け合わせたアブラナ科の根菜です。貯蔵性に大変優れているのでヨーロッパの冬には欠かせない野菜らしいのですが、日本ではあまりなじみのある野菜ではありません。
欧米ではマッシュして肉料理の付け合せにしたり、シチューやスープなどに入れたりしているようです。

ごつごつしていてカブのようにさくっとは切ることが出来ませんでした。
中はクリーム色で綺麗な色です。調理して早速頂いてみましたが、天ぷら以外は残念ながら私には???×××のお味でした。

                    

でも、これを購入したことで知らなかったハロウィンのお話を知ることが出来ました。
何でも試してみるものでね。

*天ぷら  
少し太めの千切りにして、ニンジンと一緒に天ぷらにしました。美味しかったです。

*ベーグルにはさんでみたけれど・・・
輪切りにしてブイヨンを入れ、箸が通る茹でます。茹でる時はカブの匂いがしたのですが、茹であがるとキャベツの風味もします。輪切りの形で茹であがったものに粉チーズをふりかけ、(スモークサーモン,ゆで卵、アボガドと共に)ベーグルに挟みました。
ルタバガを挟んだことでお味がプラスになることはありませんでした。

          

この時一緒に赤大根を入れたサラダと酢漬けも頂きました。
赤大根は お勧めできます。しゃきしゃきとしていて、甘みも多く、白い大根以上に美味しいと思いました。生でも、甘酢漬けでも美味しいです。これからも使いたい食材です。

                      

          

*ルタバガを大学芋風にしてみたけれど
これは大大失敗。ルタバガは何故か、水っぽくなり、お味もこのようにするとカブの味に近く、
大学芋風には適していませんでした。やはり、サツマイモの方が断然美味しいです。
                       

お味はもう一つでしたが、長い間食べられていることを考えると、私の調理法が適していなかったのかもしれません。
赤大根ではないですが、ルタバガも生のまま酢漬けやサラダにするのもよいとありましたし、煮込み料理だと美味しいのかもしれませんね。

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今回初めて知ったのですが、ハロウィンのかぼちゃで作るランタン、アイルランドやスエ―デンではルタバラをくり抜いて作っていたそうです。その後アメリカでの生産が高かったパンプキンのランタンに変化したのですが、今でもスコットランドでは、ルタバガを使ってランタンを作っているそうです。

とても怖いので小さい画像にします。

かぼちゃで作ったランタンは、怖可愛いですね。ルタバガで作ったランタンは夢に出て来そうなほど怖い 
                       

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      ジャックランタン(英: Jack-o'-Lantern, ジャック・オ・ランターン)のお話

アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような存在。名前は "ランタン持ちの男" の意。普通の火の玉の姿の他、光る衣装を身に纏うカボチャ頭の男の姿であらわれる事もある。別名提灯(ちょうちん)ジャック。

伝承上の人物 で、生前に堕落した人生を送ったまま死んだ者の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にし、萎びて転がっていたカブをくりぬき、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿だとされている。

また、悪賢い遊び人が悪魔を騙し、死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けたが、死後、生前の行いの悪さから天国へいくことを拒否され悪魔との契約により地獄に行くこともできず、カブに憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿だともされている。
旅人を迷わせずに道案内をすることもあるという

灯具
この話がアメリカに伝わったのち、カブのランタンは、移民したアイルランド人によりアメリカでの生産が高かったカボチャのランタンに変化したが、スコットランドでは現在もカブ(ルタバガ)を使っている。この他、毎年10月31日のハロウィンの日に作るカボチャのロウソク立てをジャックランタンと呼び、善霊を引き寄せ、悪霊達を遠ざける効果があるといわれている。