雲仙鍋島邸の緋寒桜

雲仙鍋島邸の緋寒桜と太良焼き牡蠣食べ放題と小浜温泉日本一の足湯 と言うバスツアーに一昨日行って来ました。

朝 雨が降っておりましたのに「春先の天候はよみにくい」が良い方に変わり、家を出る頃には良いお天気になりました。

博多駅(8:45)――基山PA(9:15)――太良カキ焼海道(プリプリの焼き牡蠣をたっぷり食べ放題昼食:50分)――雲仙鍋島邸緋寒桜を観賞(13:15〜14:05 国指定重要文化財の庭先で美しい紅紫色の花を咲かせる美しい)――小浜温泉(全長105m、海をのぞむ日本一長い足湯で全身ポッカポカ)――カステラ店(お買物)――基山PA――博多(19:30頃) 

太良で牡蠣焼の昼食
福岡から高速・九州自動車道経由で約2時間半。国道207号線諫早に向かって行くと、「カキ焼海道」の看板が沢山見えてきます。今では九州のあちこちで見かけるようになったカキ焼小屋は、ここ太良町が発祥の地と言われます。

                        
炭火焼の舞いあがる灰と、牡蠣が焼けてパチッと勢いよく撥け飛ぶ怖さの中、焼きたての牡蠣の美味しさに、写真の量を4人で4回おかわり。無くなるとお店の方がすぐに持って来てくださいます。大きなおにぎりと美味しいカニのお味噌汁と共に、これほど沢山食べたのは初めてと言うほど有明海の牡蠣を堪能しました。

竹崎牡蠣は、大きいと言われていますが、この日の牡蠣はとても小さいものもありました。
「竹崎カキ」の特徴は大きさと美味しさにあります。広大な干潟を持つ有明海はミネラルを豊富に含み、プランクトンに恵まれています。有明海でのカキの成長は早く、半年でほかの地域の2年ものと同じくらいの大きさになります。そして他の海に比べて有明海は塩分濃度が低いため塩辛さが抑えられ、濃厚な味でカキ本来の旨みを引き出すといわれます。太良町は、このように好条件の揃った有明海で平成16年から本格的なカキ養殖を始め、今ではカキの産地となっています

諫早湾干拓堤防道路 をバスは進みます。
1989年より「国営諫早湾干拓事業」の工事が行われ、1997年4月14日に潮受け堤防が閉じられた。それにより、「かつては『宝の海』と言われた有明海に海底への泥の沈殿、水質汚染が生じて有明海全体が死の海と化し、二枚貝タイラギが死滅、奇形魚の増加、海苔の色落ちなど重大な漁業被害が発生した」として、自然保護団体のみならず、沿岸の各漁業協同組合の猛反対にあいました。  

             バスの中から諫早湾の堤防         有明海 
                         

2010年12月6日、福岡高等裁判所佐賀地裁の一審判決を支持し、「5年間の潮受け堤防排水門開放」を国側に命じる判決を下しました。判決は潮受堤防の閉め切りと漁業被害との間に因果関係を認め、沿岸の防災上やむをえない場合を除き、水門は常時開放されるべきとしました。   
長崎県諫早市側の干拓地の入植者や後背地の住民はすでに、農業を始めている現実もあり、元に戻すのはなかなか難しい問題だと、ガイドさんが説明されました。

雲仙鍋島緋寒桜
いよいよ今回の一番の目的 緋寒桜。運が良いことに緋寒桜は木の日が見頃。
樹齢80年の緋寒桜は見事でした。

          

緋寒桜が見ごろの時期には散ってしまっている枝垂れ桜も、開花の遅れのおかげでまだ見ごろでした。枝垂桜の中に入ってみました。桜の傘の中から見る青空は美しかった。

          
          

鍋島邸は工事中だったので全貌を見ることが出来ず少々残念でした。でも、お庭素晴らしかったです。

                      

水鏡に映る緋寒桜
主屋の入り口には水鏡が2つありました。緋寒桜が映る様子はまた美しい。
          

鍋島邸見学の後 神代小路(こうじろくうじ)を歩きました。
天正12年(1584)龍造寺隆信有馬晴信島原半島の覇権を争った沖田畷の戦い天正15年(1587)豊臣秀吉の九州国割りを経て、神代の地は佐賀領に組み込まれることとなりました。
慶長13年(1608)年、神代西村、東村を含む4村が鍋島豊前守信房(神代鍋島家初代)所領となり、明治の版籍奉還まで続く神代領が成立しました。神代鍋島嵩就は、それまで散在していた家臣を集住させるため、城西側を流れる川の流路を変えて外堀とし内側の深田を埋築し、現在の武家屋敷群が残る小路を造成しました。現在小路地区には、江戸期の区割りがほぼそのまま残り、武家屋敷建築と旧領主館である鍋島邸に代表される明治初期以降の近代和風建築、石垣、生垣、自然林、みのつる川水辺空間などが相まって美しい景観を現在に伝えています。

神代小路で一番の旧家永松家(築280年)は 現在も住まれています。
          
趣のある街並み
          

小浜温泉の足湯
いよいよ足湯の場所に近づいてきました。小浜温泉観光協会の入り口では、オバマ大統領の像が手を振っていました。福井県小浜市の方が応援の手紙を出すのが早かった為、こちらは大統領からの手紙は頂けなかったそうです。     (バスの中から)
          

日本一長い足湯
足湯の名称は「ほっとふっと105(いちまるご)」だそうで、『小浜温泉の源泉温度105度』と『足湯の長さ105メートル』の2つの意味が込められているとのことです。

しばし足湯につかりました。気持ちが良かった。でも、座ると海が見えなくなるのが残念。

足湯には、一番端にペット用の足湯もありました。

          

          
                        
土曜日にも関わらず、車の流れも順調で、予定より1時間早く帰宅出来ました。
今回も沢山の思い出を作ることが出来ました。             第一観光 費用5,980円