薬膳レストラン 季節は「穀雨」

降りて百を生化すれば也
田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。
この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる季節です。

昨日から24節気の穀雨になりました。穀雨のお料理を頂きに早速浄水通りにある薬膳料理「きももき」に行って来ました。

               今回は店内の自家製薬膳酒と薬膳酢のご紹介
          

今回もランチのお粥を頂きました 

4月20日から5月5日までのランチセットの24節気のお粥は「釣藤鉱と竹の子のお粥」です。
この期間は24節気の中の「穀雨」に当たります。
穀雨のお粥は「春を穏やかにすごす」お粥だそうです。

          

釣藤鉱は神経の興奮・緊張を和らげ熱をさまし、血圧を下げ、頭や目をスッキリさせます。
6月から7月にかけて花が咲くそうです。
                         釣藤鉱の花の蕾

                       

釣藤鉱と竹の子のお粥
品の良い味付けの竹の子が、薄味のお粥を引き立てます。季節を感じる、竹の子の歯触りが楽しめます。柚子の香りがアクセントになり今回のお粥も美味しかったですよ。
                    アオサの清々しい緑がいいですね 
          

小鉢
ブロッコリー、ジャガイモ、シメジの柚子胡椒とマヨネーズ和え。
                       

豆乳と紅花の茶わん蒸し  これは前回と同じです。
紅花は体を温め、血の流れを良くするの効用があります。
                       

香の物  人参,キュウリ等
                       

デザートは白花豆と棗のソース掛け
ふっくらと炊きあげられた白花豆と棗の組み合わせは抜群。

                       
                       
白花豆に含まれているファセオラミンという消化酵素は、ブドウ糖が脂肪に変わる働きを阻害するため、ダイエット効果や糖尿病予防、高血圧症の改善などの効果があるとされており、ダイエット食品として注目され始めているようです。

棗には強壮作用・鎮静作用が有るといわれています。

お茶はそば茶でした。
そば茶の効能・効果としては、【高血圧】【糖尿病】【動脈硬化】などといった生活習慣病の予防・改善があるそうです。
         
始めに写真でご紹介した薬膳酒と薬膳酢
春にお薦めの物は次のような効果があるそうです。
どんな生薬が入っているのでしょう。今度頂いてみようと思います。

          
          

次の節気 立夏は5月6日から
つがゆへ也

夏立つ日で、暦の上ではこの日から立秋までが夏。野山に新緑が目立ちはじめ、風も爽やかになって、いよいよ夏の気配が感じられるようになる。       

いよいよ夏近し。今回の食材等から学び、健康を維持し夏に備えなくては。

(お休みが入るため「きももき」では8日から立夏のメニューをただくことが出来ます。)