ミャンマーの旅  経由地 ベトナム・ハノイ編

1日目
日本からミャンマーへの通常の直行便は現在ありません。軍事政権時代の平成12年に廃止されて以来、運航されていなかったのですが、ビジネス目的の需要が期待されるとして、10月15日から全日空が成田ヤンゴンの直行便をビジネス席(38席)のみ週3往復で運航をするそうです。

と言うことで、今回ミャンマーへはベトナム航空ハノイ経由で行きました。

福岡空港10時発。約4時間30分のフライトでハノイに到着。日本とハノイの時差は2時間。

ヤンゴンに向けて出発する明日の13時までは自由時間です。

1日だけのハノイの滞在です。米ドルも使えると言う事でしたのでベトナムドンへの両替はしませんでしたが困ることはありませんでした。  ちなみに1万ドンは約40円です。

2003年1月31日から2月6日の 7日間のベトナム旅行ではホーチミン―ダナン―ホイアン
―フエ―ハノイベトナムを縦断しました。

今回ハノイがどう変わっているのか興味があったので、効率よくまわれるオプションの観光プランに参加。

10人のツアーでしたが、申し込んだのは1組の御夫婦と私だけ。
大きなバスにたった3人、ガイドさんの丁寧な説明付でハノイを見てまわることができたのでオプションを選択したのは大正解でした。


ホーチミン
今回中に入ることは出来ませんでしたが、ここには1969年に亡くなったホー・チ・ミンの遺体が安置されています。

入口に飾られている花は黄色。ホーチミンは生涯独身だったので、本来は白い花を飾るそうですが、建国の父と言う事で色のついた花が飾られているそうです。

ホーチミン廟の前に広がるバーディン広場は歴史的な舞台です。1945年9月2日、ホーチミンはここでベトナム民主共和国の独立宣言を読み上げました。
        
生涯独身と言われているホーチミンですが、ホーチミンにとてもよく似た政治家がいて、彼の子供ではないかと言われているとガイドさんが話していました。

調べてみるとノン・ドゥック・マインと言う第6代ベトナム共産党中央委員会書記長として同国の最高指導者の地位にあった政治家の事がうわさされているようですが、定かではありません。

一柱寺
1949年、李朝時代に建立された仏教寺院内の楼閣。一本の柱で立つ姿から一柱寺と呼ばれています。

李朝の王様が世継ぎに恵まれていなかった頃の話。王様はある晩、蓮の上で子供を抱いた観音菩薩を夢に見ました。その後、待望の子供を授かった王様が感謝の気持ちで建立したのがこの一柱寺と言われています。

          子宝に恵まれるご利益を祈願する地元の人で賑わっていました。
        

ハノイ大教会
1886年に仏教寺院の跡地に立てられたと言うハノイで最も大きな教会です。
1912年に現在のネオゴシック様式に改築されました。
荘厳な姿の教会内に入ると、美しいステンドグラス。魅了されます。
                    

ハノイ36通り  
ホアンキエム湖の北側にある「ハノイ36通り(旧市街)」は、ハノイに都が置かれていた11〜19世紀まで城下町として、また活気あふれる商工業の街として栄えました。通りごとに同じ職業が「36」あったことが、この通り名の由来です。

とにかく細くて、曲がりくねった道路に、多くのお店が軒を並べています。
路上ではお風呂で使うプラスチックの椅子に似たものに座り食事をしています。

ひまわりの種を食べてながら楽しそうに話をしている姿があちこちで見られましたが、殻は食べるそばからそのまま路上に捨てています。
        
お粥やホーなども路上で作って売っています。お客はやはりお風呂の椅子に座り食べています。
お店の人がスープを取った後の鶏がらをお店の前の排水溝に捨てたのを目撃。
日本では考えられない風景ですが、異なった風景を見るのが旅の楽しみです。
        
バイクの流れは止まるがことありません。
        
        

        

        

日本では考えられないほどの多くの荷物をバイクに乗せている人も見ましたが、以前地方で目撃して衝撃的だった3人4人が普通に1台のバイクに乗っている光景は今回見ませんでした。

今でも地方では1台のバイクに4人位は普通に乗っているそうです。「ベトナムは何でもあり」とガイドさんが豚をバイクに乗せている写真や、卵を何箱もバイクに積み上げて走る曲芸のような写真を見せてくださいました。

36通りでお店に入りましたが、手芸品やお土産用の食品がとても高く感じられました。

一緒に回ったご夫婦も、以前来たときよりも物価が高くなっているように感じるとおっしゃっていました。

ハノイの街は9年前とあまり変わっていないように感じました。相変わらず活気にあふれている街です。排気ガスの多さやごったがえす街ですがパワーにあふれている姿を見ていると元気が出ます。

夕食はBANANA FLOWERにて
レストラン前の道路を渡るのは命がけでした。信号のある大きな交差点はともかく、普通の道路はバイクの波が途切れることはありません。事前に到着を知らせてあったのか、レストランの方が2人待っていてくださいました。2人に手伝って頂いて道路を渡りましたが、1人だったらおそらく数メートル先の道路の向こう側のレストランにたどり着くのに何十分もかかった事でしょう。
        
                タケノコに似ているのがバナナの花
                 

何種類ものお料理が出てきましたが、どのお料理も癖が無くとても美味しかったです。

バナナの花のサラダを頂くのは初めてです。
花は細長く切ってあり言われなければバナナの花だとは気が付きませんでした。

機内食のお昼をパスしていて良かった。
         

ハノイでの宿泊はメリアハノイホテル
お食事からホテルに戻ると入り口から赤いじゅうたんが敷かれ、花で飾られ、インドネシアの要人たちの到着をお出迎えする体制。

数多くの国際会議や政府間協議の会場となったホテルと言う事を聞いていましたが本当でした。

98年に開業したスペインのメリアグループが経営するホテルです。サービスも充実していました。
朝食のビュツフェは種類も豊富で丁寧に作られていました。とても快適なホテルでした。
                  

2003年にハノイを訪れた時は、ホーチミン廟、一柱寺、文廟、旧市街地、水上人形劇
そしてハー・ロー湾・バッチャン村をまわりました。

今回はハノイ36通りをくまなく歩くことが出来たことと、ハノイ大教会の中を見学することが出来ました。

いよいよ明日の夜はミャンマーです。