ミャンマーの旅  ハノイからヤンゴンへ

2日目
今日はヤンゴンに向かう日です。
出発までの時間は昨日申し込んだオプション観光の後半として陶器で有名なバッチャン村の観光です。

ハノイから車で30分の所にバッチャン村があります。

バスはハノイを流れる紅河(ホン河)を渡り一路バッチャン村へ。ちなみにハノイの漢字表記「河内」の河はこの紅河の意味だそうです。いわれてみるとこの河赤く見えます。
        

バッチャン村への途中にはバナナ畑も見られました。

ここでガイドさんからクイズ
 *バナナは1本の木から(正確には木ではなく草本)何回収穫できるでしょうか?

  1年に3回位収穫出来て・・・・・20年収穫できるのかしら??
 正解は 一本の木(草本)につき一回のみで枯れてしまうそうです。
ベトナムではお米は三毛作も多いと聞いていたのでバナナも1年に何度も収穫できると思っていました。

愛人の家
バッチャン村に行く途中 車窓から瀟洒な家々が見えます。ガイドさんが「この付近は愛人の家も多いですよ。」と突然説明。見ればすぐにわかる家のつくりだそうです。正妻が来た時に逃げられるように裏に逃げ道があることと、車のナンバーが見えにくい作りになっているそうです。

お手伝いさんを雇うときは50歳以上の女性を雇うことを妻は望むそうです。

あららそんな事まで話して良いの? 

ベトナムの経済事情を漠然と国単位でしか考えていなかった私でしたが、やはり貧富の格差の大きさからこのようなこともあるのでしょう。

調べましたらベトナムではどうもお金と権力のあるものが、愛人を持つことはさほど珍しい事ではないようです。

ガイドさんの説明がなければ、このような事は全く考えもしませんでした。

バッチャン村
バッチャン焼きは素朴な味わいが持ち味で、特に明朝時代の中国の陶器に影響を受けています。ハノイ市街地近郊には他にも陶器を作る産地がありましたがバッチャン村は紅河のほとりにある地の利もあり、海外へも輸出できました。
        

        

このお店は9年前にもお邪魔したお店です。
        
        

絵付けをしている所、焼き窯などを見せて頂きました。

興味深かったのは、漏斗から釉薬を流し込んでいる光景でした。30分ぐらいでムラなく中の物に釉薬がかかるようです。初めて見る方法でした。
        
 
今回バッチャン焼きを買う予定はないので3階の骨董が置いてあるコーナーに行きました。
         

200年前のアヘンを吸うパイプも売られていました。お国により骨董の品物も変わるのが面白いです。
        

お土産として買える金額内で私が興味を持ったのは、100年前の可愛い水煙草を吸うための器でした。下の写真上段の真ん中、トンボの絵が描かれていて、ストローのようなものがついているの物です。80USドルを60USドルに値下げして、おまけにバッチャン焼きの現代ものを1個付けると勧められましたが、迷ったあげくあきらめました。
飾ると可愛く、面白いと思いましたが、今の私は品物を増やしてしまう断捨離に逆らう行為はできません。そこで写真に収めるにとどまりました。
        

村で一番高級品を売っているというお店にも行って見ました。
現代物の釉薬の色が他のお店の品より綺麗に感じました。
ここでも骨董品を見せて頂きました。  
               
バッチャン村は新しい建物に変わった所もあるとガイドさんは説明しましたが、私には9年前と殆ど変らない風景に見えました。

今回は何も買わずに、目の保養だけにとどめましたが楽しい時間を過ごす事が出来ました。

ハノイへ戻る途中にはモザイク壁画が続く道があります。
長い!と一言では片づけられない長さです。 人々の生活、花々、光や宇宙を表現したものなど、様々なモチーフは、色彩の明るさ、躍動感、があり車窓からも楽しめます。

ハノイ建都1000年を記念して2007年から作り始め2010年に世界最大のモザイク壁画としてギネスブックに登録されたそうです。現在約7キロ近く続いているそうですがこれからも記録は伸びていくようです。全てバッチャン焼きが使われているとガイドさんが説明して下さいましたが、バッチャン焼きのイメージとは異なる色彩でした。

        

        

        

TONG LUNG(タンロン)にて昼食
このお店でも私たちの到着を知っていて、道路を渡る手助けをする人が待っていてくださいました。

                 
ベトナムは南北に長い国ですので地方によって気候や食習慣が異なり食材や味付けが変わることを前の旅行の時に実感しました。私は好き嫌いがあまりないので、その時もどの地方のお料理も美味しく頂きましたが、今回ハノイでのベトナム料理はどれも最高のお味でした。
ベトナムビール333も、ベトナムコーヒーも美味しかったです。
ビールはレストランでは2〜3USD コンビニでは1USD 
   

今回は少しの時間をも有効に使うことが出来、ハノイの街を再び観光出来たことは予定外の嬉しい出来事でした。

いよいよハノイともお別れです。
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ハノイからヤンゴン

ハノイのノイバイ空港を17時05分発。約2時間のフライトでヤンゴンに到着。
ハノイヤンゴンの時差は30分。(日本との時差は2時間30分)

ミャンマーの通貨単位はミャンマー・チャット紙幣の種類は1、5、10、20、50、100、200、500、1000、5000、1万の11種類。 1USDは810チャットです。

ヤンゴンの街ではバイクはあまり見かけません。
ハノイの雑踏を見てきただけにマナー良く走る車の流れにほっとします。

何はともあれバスは空港から一直線にミャンマー最大の聖地、シュエダゴン・パヤーに向かいます。

シュエダゴン・パヤーの夜景
現れました。暗闇に眩いばかりの輝き! 美しい!

沢山の観光客でにぎわっていました。周囲には屋台が立ち並んでいます。雨季と言われているミャンマーですが、お天気で良かった!

明日再びゆっくりシュエダゴン・パヤーを見に行きます。

        
振り向くとパヤーの先端が光りました。76カラットのダイヤモンドの輝きです。
      
夕食
ココナッツヌードルの軽食

軽食と言ってもボリューム満点。ココナッツの汁はまろやかなお味です。
機内食で夕食を頂いた皆もおかわり続出。
私は今回も機内食をパスしておいて良かった。お米で出来たデザートも美味しかったです。

飲み物はビールを頂きましたが、「アジアで最も美味しいビール」と脚光を浴びているミャンマービールだけありコクとキレがあり最高のお味でした。(瓶ビール3000チャット)
             

ヤンゴンでの宿泊はカンドージーパレスホテル
カンドージ湖畔のリゾートホテルです。ホテル内は静かで落ち着いた雰囲気です。チーク材を多用したセンスの良い特徴的な建物。ゆっくり休めそうです。
            
 
明日からの観光が楽しみです。