ミャンマーの旅  最終編

4日目  後半

カーパエー・パヤー
世界平和を祈願して、1952年ウー・ヌ首相によって建立されました。 
                        

キンキラ過ぎて何だか・・・・現地の人は熱心にお祈りしていました。
信仰心の強さから、金箔を常に貼るのかもしれません。
          

仏像の頭の後ろに電光板が付けられていて、その電光板がカラフルに グルグル、ピカピカと光っています。実に華やかです。ミャンマーではこのような光景をよく見ました。
          

                  

マハパサナ聖洞窟
カバーエー・パヤーの北にある1954年にできた聖洞窟

入口の釣鐘は日本の寄進によるもの。良い音でした。
          

一見自然の岩山のようですが、人造のものです。

両側の丸石は翡翠(宝石)の原石をカットしたもの
                       

内部は、長さ139m・幅113mもある広い会議場がありました。

聖洞窟の内部では1954〜1956年の2年の歳月をかけて、ここで第6回仏典結集が行われました。
仏典結集とは、お釈迦様が亡くなられた後の仏典の解釈をめぐっての議論のこと。亡くなられて100年後(紀元前約400年)の結集で、大乗仏教小乗仏教に分かれたらしいのです。
日本には中国・韓国を経由して伝えられたそうです。

          

聖洞窟の周囲を廻って見ました。
          

スウェードシャディドー
とても立派な寺院です。中は各方向にそれぞれ意味を持った仏像が設置されており、その中央にガラス張りの中の仏像に仏陀の聖歯が納められています。
          

ここの見どころは、ミャンマー風の装束を着た四天王に守護されて中央に鎮座する仏陀の聖歯です。美しい祭壇の中に納められた聖歯はちょっと遠くて見えませんでした。この聖歯はレプリカで、本物は中国にあるそうです。
          

アパヤラパウニ
                        

                    
ミャンマーで一番大きな大理石で造った仏像があります。
          

          

          

          

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ティーンさんが白い象を見たいですか?とおっしゃいました。
皆歩き疲れていて、おまけに作りものの象だと思って黙っています。

本物ですか?と伺うと 生きている象ですとおっしゃいます。
生きている白い象?その途端全員が見たい見たい!

急遽象が飼育されている施設に行くことになりました。写真は禁止です。
白い象は神聖な動物と言われ、ミャンマーでは大事に保護されています。
離れた所からの観察でした。真白ではなく、1頭はピンクがかった薄いグレー
もう1頭はピンクがかった薄い茶色、最後の1頭は牙が立派な所々色あせた象でした。
真白ではありませんでしたが、珍しい神聖な象を最後に見ることが出来 なんだかとても幸せな気分。
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象を見た後、空港に向かいます。途中大きなスーパーマーケットに寄りました。ミャンマーではポージョーアウンサン・マーケット以外に現代的な大きなスーパーマーケット2か所に行きました。日本と変わらない品揃えです。広い店内を見学した後、スーパーの一角にあるカフェでゆっくりしました。

ミャンマーでは一般的なメニューの中にアイスコーヒーがありました。生水を飲んではいけないと言われていたので、氷が溶けないうちに飲みました。・・・これって意味あるのかな?
           
                     600ミャンマーチャット(おおよそ60円)
                

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20数年前に ビルマで暮らしている日本人主婦のお話を伺う機会がありました。
郵便局でも、空港でも 袖の下を使わないとスムーズに生活が出来ないと話されたことが記憶に残っていました。

ところが今回目にしたミャンマーの一般の人々は親切で、お土産物も決して押し売りに来る事はありませんでした。

私が見たヤンゴンは2007年の出来事など想像もできないほど穏やかでした。旅行前にみた映画「ビルマVJ消された革命」の出来事は遠い出来事のように感じるほど穏やかでした。
       

ミャンマーではごく最近まで、都市部では強盗などが一度も起こらなかった程、治安が良いのです。敬謙な仏教徒の多い国であり、また、警察力が非常に強い、といった事が原因と言われています。

旅した国の中でも、ミャンマーは最も安全な国の一つでした。

今回ミャンマーは中2日しか滞在できませんでしたが、多くの体験が出来ました。

近いうちにもう一度ヤンゴンだけでなくミャンマーをゆっくり歩いてみたいと思っています。