ゴールデンウィーク    旅の準備

今日から再びゴールデンウィーク。毎日が休日の私ですが、何故かゴールデンウィークはワクワクします。

今年のゴールデンウィークは家にこもり今月10日から行くコーカサスについての下調べに熱中しています。

この数日間に起きたこと

猪瀬知事の2020年夏季五輪招致を巡って国際オリンピック委員会(IOC)の倫理規定に反してライバル都市のイスタンブールを批判した問題発言。

中東訪問で安倍首相が「日本は再生可能エネルギーや、世界一安全な原発技術を提供できる」と言ってのける耳を疑う発言。
                              
明るいニュースは、富士山がユネスコ(国連教育科学文化機関)の定める世界文化遺産登録へ一歩を進めたこと。世界遺産に認定してもらう為の書類の提出方法は、とても参考になりそうです。

自然遺産では認定されない富士山も、富士山信仰という山岳に対する日本固有の文化的な伝統を前面に出すことで、文化遺産としての認定に近づきました。見方を変えること、アピールの方法、書類の書き方で結果が変わってくると言うのは興味深い事です。個人、企業にも当てはまりそうです。

世界遺産保全が目的であり、観光 開発を促進する趣旨ではないはずですので、あまり商業主義に陥ってほしくは無いなと思います。
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旅する南コーカサスは、5,000m以上の高峰が連なる大コーカサス山脈の南側に位置し、東はカスピ海、西は黒海に挟まれ ています。

アゼルバイジャングルジア(ジョージア)・アルメニアの3カ国を合わせても日本の面積の半分位ですが、有史以前から様々な民族が行き交い、シルクロードの交易路に位置したことから民族的にも多様な地域で、世界の「東西文化の交差点」ともいわれます。

古代ペルシアの影響を受け、イスラム色の濃いアゼルバイジャン。ワインの産地と独自の文字を持つキリスト教グルジア。歴史上最初にキリスト教を国教としたアルメニア
民族・宗教・文化を異にしたコーカサス3国は興味深いものがあります。

          

          

アゼルバイジャン人とアルメニア人の居住地域は複雑に入り込んでおり、民族紛争の火種となっています。

又2008年8月、世間が北京オリンピックに注目している最中に起きた戦火の真実はあまり報道されませんでしたが、この南オセチア紛争は(別名ロシア-グルジア戦争はグルジアとロシア間の戦争陸戦、航空戦、海戦の全てが行われました。
つい最近の事ですのに、この戦いのことは詳しくは知りませんでした。

コーカサスの旅をしようと思わなければ知らなかったことが沢山あります。

そのような事実を知ったうえで、かつてコーカサスにやってきた隊商たちに思いを馳せながら、
美しい風景、おいしいワインを楽しむ旅にしようと思っています。
          

旅行は一番簡単に知識を得ることが出来る方法かもしれないと常々感じています。