コーカサスの旅   シェキ

5月13日  4日目前編
朝食後ガバラを出発、シェキに向かいます。

昔のシルクロードの面影を強く残すシェキ。
羊や牛の大移動と何度も出会います。
          

          
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シェキハーン宮殿
18世紀半ば〜19世紀はじめにかけてこの地域を支配していたシェキハーンの居城です。
夏の宮殿と言われたハンサラユです。
          
コーカサスは花盛りの季節です。
          
宮殿の前庭には1530年に植樹されたスズカケの大木が枝を広げています。 部屋の窓側壁に色鮮やかなステンドグラスが陽光を採り入れて輝いています。ステンドグラスの窓は「シェバカ窓」といわれ、イタリアのベネチアから取り寄せたガラスをクルミ材で接合しているそうです。
          

          

シェキハーン宮殿は外観も素晴らしいのですが、中の細かい装飾がとってもきれいです。
壁や天井に描かれた植物や動物の文様のフレスコ画は果物や野菜、葉などすべて自然の色で描かれています。宮殿内には図書館・王妃の部屋・会議室・ハーンの間等があります。

1761年から7年間かけて建設された宮殿は、釘を1本も使わない木組み構造です。宮殿正面の壁一面がカラフルな模様で彩られています。

内部の様子は撮影禁止でした。 (買って来た絵葉書から)
          

          

                     

どの部屋の壁にも花や鳥のカラフル模様が描かれていて華やかです。生命をイメージした樹、
アヤメやチューリップ、 天井の絵も素晴らしく、中には人頭獅子が魚を踏みつけている絵もあります。この図は栄枯盛衰を表現し、人々に「驕ることなかれ」の戒めを説いているのだそうです。
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シェキは絹の生産でも有名だったため、古くよりシルクロード上の重要な拠点として多くのキャラバンたちが行き交いました。

アゼルバイジャン国内に5箇所あったというキャラバンサライですが、そのうちシェキにあったものが最大のものだったといいます。現存するのは19世紀に立てられた2箇所ですが、そのうち1つは
ホテルとしても使用されているそうです。

中庭の部分を見学させて頂きました。
           

          
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隊商宿の近くにあるお店を覗いて見ました。
                    

その中のシェキで有名なお菓子屋さんに入りました。小さなお店ですが混んでいます。
ハルヴァと言うとても甘いシェキのお菓子を実演販売で売っています。
          
添乗員さんがハルヴァを購入して、皆に配って下さいました。 甘〜い!
現地名物を味わう この一口 とても貴重な体験です。旅でははずせません。添乗員さん有難う!
                  
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シェキの観光をした後、バスはグルジアとの国境に向け進んでいきます。

お天気にも恵まれ アゼルバイジャンからグルジアの国境に向かう途中、コーカサス山脈がきれいに見えます。
          この国の最高峰、標高4466mのバザルデュズ山がみえてきました。
          
あたりは花が満開。バスから降りてバザルデュズ山を背景に写真タイム
                   
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コーカサスの湧水が出ている所でティータイム。
             湧水を頂いてみました。 冷たくて美味しい!
          
湧水の近くで 大瓶で蜂蜜が売られていました。大きすぎて持ち帰れません。残念!
          

美味しい紅茶を頂き一休み。
日本ではあまり見かけませんが、木の下部分が白く塗られているのを外国ではときどき目にすることがあります。コーカサスの3国でも、塗られていました。
1、虫除けの為の消毒。2、自動車がぶつからないように、車のヘッドライトを反射させる。この2点の為だそうです。 

                    
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いよいよ国境が近づいてきました。
          

国境を超えると異なる文化の国グルジアが待っています。どんな発見があるのかワクワクします。