ナスカの地上絵・イグアスの滝・マチュピチュ遺跡 南米13日間の旅 イグアスの滝編(アルゼンチン側)
7日目今日は宿泊しているホテルのブラジル側からバスで国境を越え、アルゼンチンへ向かいます。
ブラジルとアルゼンチンを隔てるイグアス川が国境です。橋の欄干に注目すると、ブラジル側はブラジルの国旗の色である緑と黄色で塗られ、アルゼンチン側はアルゼンチンの国旗の青と白で塗られています。その境が橋の真中です。
やがて国境の検問所ですが、ツアーは楽で、パスポートをガイドさんに渡し、バスに乗って待っている間にアルゼンチンに入る手続きをして頂きました。
アルゼンチン・ブラジル・パラグアイの3国国境地帯
イグアス川 はイグアスの滝北西18kmにおいて(ラプラタ川 リオ・デ・ラ・プラタ) の上流部にあたるパラナ川 に合流します。その合流点はブラジル、アルゼンチン、パラグアイ三国の国境点にあたり、観光スポットにもなっています。アルゼンチン側の三国国境モニュメントのある場所に立つと、ブラジル、パラグアイ側のモニュメントや国境監視小屋も遠望できます。モニュメントは各々の国旗の色に塗られていて、アルゼンチンは白と水色、ブラジルはグリーンと黄色、パラグアイは赤白青です。
今回の旅では大雨に降られたのがここを見学する時だけでした。近くの土産物売り場で雨宿りをして、小ぶりになってからの見学でした。雨の為はっきりと写真には映っていませんが、肉眼ではしっかりブラジルとパラグアイのモニュメントを確認することが出来ました。
三国国境地帯アルゼンチンのモニュメント
三国国境地点とは
雨で霞んでいましたが肉眼でははっきりと三国国境地帯のブラジル側モニュメントが見えました。
パラグアイ側のモニュメントと監視小屋も見えました。
今日はアルゼンチン側からイグアスの滝を見学します。
イグアス国立公園 アルゼンチン側入り口
公園内のレストランでお昼を頂いた後いよいよ滝の見学です。
悪魔ののど笛入口までは軽便鉄道に乗って行きます。
悪魔ののどぶえ遊歩道入り口に到着
遊歩道の下にはたっぷりと水をたたえた川が勢いよく流れています。しかも遊歩道は長く長く続きます。昨年2013年にも滝の大幅な増水と遊歩道の損傷により「悪魔の喉笛」までの遊歩道は少しの間閉鎖されていたことを想像すると少々怖い!しかもこの川にはワニがいるらしい。
まだまだ道は続きます。
悪魔ののど笛の水煙が見えてきました。
悪魔ののど笛
膨大な水量が円形ののどのようになっている場所に飲み込まれていく様子は圧巻です。
時間の経つのも忘れ、しばらくの間吸い込まれそうな感覚になりながらも じっと眺めていました。
再び来た道を戻ります。
公園には珍しい蝶も沢山いました。
ここにも沢山のハナグマがいました。
クイ(天竺鼠)
可愛い!でもアンデス地方では昔から食用とされているそうです。
「ケロケロ」という名の鳥
サルの耳
高さが30〜40mにも達する大木マメ科の植物「Timboúva」面白いのはこの木が付ける実。黒くて耳のかたちをしています。このことから「猿の耳」とも呼ばれているそうです。
この実には、洗浄成分が含まれていることから、石鹸として利用
木の枝から,袋状に下がった鳥の巣
ピンクの花が美しいパロボラッチョ「酔っ払いの木」
これで世界三大瀑布すべて見たことになるけれど、昔アメリカのルーズベルト大統領夫人がイグアスの滝を見て「可哀想な私のナイアガラよ」と言ったのも納得できるような気がしました。
観光後ブラジル側の空港へ向かい、空路ペルーのリマに戻ります。リマ到着は夜の10時過ぎ。
そして明日は又早朝6時の飛行機でクスコに向かいます。
移動の多い旅ですが、雄大な滝からエネルギーを貰い元気一杯!