ナスカの地上絵・イグアスの滝・マチュピチュ遺跡  南米13日間の旅  クスコからマチュピチュへ編

8日目朝6時の飛行機に乗りクスコに向かいました。
クスコまでは1時間20分。
         
クスコの空港
         

クスコクスコは古くはインカ帝国の首都でした。クスコとはケチュア語でヘソを意味します。

標高3399mのクスコでは高山病にならない対策として、熱いお風呂に入らない、アルコール類は控える、水分を多く取る、速く歩かない、大声で話さない事など注意点をガイドさん、添乗員さんから伺いました。
お蔭で私は全く高山病の症状は出ませんでした。

早速クスコ市内観光と近郊の遺跡見学です。

インカ帝国を滅ぼしたスペイン人がその強固な石組みの上に築いた街は、インカとスペインの文化が融合した魅力をもっています。

先ず向かったのはサント・ドミンゴ教会(コリカンチャ:太陽の神殿)コリカンチャはインカ帝国時代の呼び名で「太陽の神殿」という意味。黄金の像でいっぱいだったそうです。スペイン人の征服後、「サント・ドミンゴ教会」として建て直されました。
ところが、インカの石組が丈夫で壊せなかったため、インカの土台の上に教会を建てたのですが、大地震があり、教会は崩れ落ちましたが土台はきちんと残ったそうです。
         
アルマス広場アルマス広場はクスコ市街の中心です。インカ時代も町の中心地でした。当時は、300km離れた海岸から運んだ砂が敷き詰められ、金銀の像がいくつも立っていたそうです。現在のアルマス広場は、カテドラル・レストラン・土産屋が集まる観光の拠点になっています。
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カテドラルアルマス広場に面しており建っているペルー最古の大聖堂。インカ時代のビラコチャ神殿の跡に建設され、1535年にピサロ自ら礎石を置き、1625年に完成しました。以後3度の大地震で修復を繰り返し、現在の建物は1755年に完成。内部にピサロ本人とされるミイラを納めたガラスの棺が安置されています。
         
ラ・コンパーニャ・ヘスス教会(写真の右)
カテドラル近くに建つ ラ・コンパーニャ・ヘスス教会は、インカ帝国第11代皇帝ワイナ・カパックの宮殿を取り壊し、その上に建てられました。現在の建物は1650年の大地震後に建て替えられたもの。
         
アルマス広場中央にあるインカ皇帝パチャクティの像
         
         
クスコの街並み
道路中央のへこみは排水のためのもの
         
12角の石
         
ハトゥン・ルミヨク通りの12角の石。
クスコには大きさと形が異なる切り石が寸分の狂いもなく積み上げられたインカ時代の石組みが残っています。12の角を持つ巨石はすき間なくぴたりとはめ込まれており、接ぎ目にカミソリの刃も通らないほどの精緻さです。
12角にした理由についてはインカの子息が12人だった、1年は12月など諸説あるそうです。
         
サクサイワマン城塞跡
ここはスペイン人に反逆を企てたインカ帝国15代最後の皇帝が2万の兵を率いて陣取った拠点です。クスコ全体がピューマの形で形成されているとすると、サクサイワマンは、頭の部分になることもあり、クスコの街も一望できるという理由から、地域を管理する場所として作成されたとされる説が有望です。要塞としても機能していたようです。
         
第9代皇帝パチャクティの時代に建設が始まり、約45km離れたオリャンタイタンボからも巨石を運ぶなどして50年の歳月をかけて完成したそうです。
         
          
         
石組みは約360mに渡って続きます。
         
ジグザグを描くように組まれた石組
         
これだけ強固な石組みであるにも関わらず、皇帝のクスコの奪還作戦は失敗してしまいました。
理由はインカ兵は夜戦わないので、スペイン人の夜襲に対抗できなかったからです。
約20mあった城壁も、その上にあった円筒も大部分が壊されてしまいました。
         
遠くに見える丘の上には 白いキリスト像がクスコ市街に向かって立っているのが見えます。
         
サクサイワマン遺跡を最上部まで登ると、クスコ市全体を見渡すことのできる展望台となっています。
ここからのパノラマの景色は圧巻。
         
         
先ほど遠くに見えたキリスト像
         
         
昼食はレストランでフォルクローレショーをみながらのビュツフェ。
変ったところではトマトのコンポートのデザート。美味でした。

フォルクローレは日本人にとってどこか懐かしい哀愁を帯びた音楽です。
私のDNAの一部にも組み込まれているような気がします。
         
                    
                      
         
昼食の後、いよいよマチュピチュ
バスでオリャンタイタンボ駅に行きそこからビスタドームに乗り、マチュピチュ村に向かいます。
         
         
         
         
コーヒー、紅茶、サンドイッチ、果物のサービスがあります。
         
車窓からの景色も変化に富んでいてとても楽しめます。
         
         
ついにマチュピチュ村に到着!
         
         
宿泊するホテルは旧マチュピチュ・イン
村の中心部にありとても便利です。
このホテルのお食事は美味しく、リネンもまっ白でふかふか とても気持ち良く過ごすことが出来ました
         
    
              
         
         
明日は待ちに待った遺跡見学です。