カナダの旅 ケベック・シティー

今回の旅、前半の3日間をニューヨークで娘夫婦と過ごした後、私達はカナダのケベックに飛びました。

ケベック・シティケベック州の州都です。フランスの植民地としてニューフランスと呼ばれてその歴史がはじまりました。その後英仏戦争から飛び火した植民地戦争でイギリスの支配下になりました。北米唯一の城塞都市であり、その古都の情緒溢れる街並はフランス文化とイギリス文化の入り交じった歴史ある街として1985年に世界文化遺産にも登録されています。
パリ以外で、 フランス語を話す人口が 一番多い街ケベックシティは他の都市と異なる雰囲気を醸し出しています。フランス語が公用語であり、町並みも今もフランス文化を受け継いでいて、まるでフランスにいるようです。

まずは宿泊するフェアモント ル シャトー フロントナックにチェックイン。

セント ローレンス川を一望する断崖の上に建つフェアモント ル シャトー フロントナックは、ユネスコ世界遺産であるケベック旧市街の歴史地区の中心部にあります。
シャトーとはいってもここはカナダ太平洋鉄道社主であったウィリアム・コーネリアス・ヴァンホーンの発案により、鉄道会社が富裕層の利用客を惹きつけるために、贅沢な旅行を奨励する施策の一環として建てられたのが起こりです。19世紀後半から20世紀初頭にかけて建てられたシャトー・スタイルホテルのうちの1つで、
1893年に開業したホテルです。
外観だけでなく内部も伝統的なヨーロッパの雰囲気とアンティークの家具でまとめられていました。
          
1943年8月、英国首相・ウィンストン・チャーチルアメリカ大統領・フランクリン・ルーズベルト第二次世界大戦における戦略を話し合ったケベック会議(会場:シタデル)で、多くの来賓はこのシャトー・フロンテナックに滞在したことでも知られています。

チェックインの後すぐにセントローレンスクルーズに。

セントローレンス川からケベック・シティを眺めるクルージングは何ともいえない情緒があります。
          
ガイドさんが英語とフランス語で説明します。
          
船はケベック・シティーからゆっくりと北東へ約36km下ります。
本土と「 オルレアン島」を結ぶ鉄橋近くに落差83mのモンモランシーの滝が見えました。船はこの近くで引き返します。
          
心地よいクルーズの後は旧市街を散歩。

ロワイヤル広場一帯は、ケベックシティの発祥地と言われています。
勝利のノートルダム教会では結婚式が行われていました。
  
     
ケルティックハープの柔らかく乾いた音色は、どことなく哀愁があり、この街並みの記憶をいつまでも残してくれそう。
          
ここから宿泊のホテルに戻るにはケーブルカー「フニキュレール」に乗ります。
          
          
          
フェアモント ル シャトー フロントナックの前のダルム広場では大道芸人がパフォーマンスを繰り広げていました。
          
ケベックは2日間滞在の予定です。効率よく廻るため、明日は朝8時からガイドさんに案内して頂くことにしました。