ブータンの旅 パロ〜ティンプー〜ワンデュ・ポダン

1日目
日本からブータンへの直行便は有りません。今回はタイのバンコク経由。
1日目はバンコクスワンナプーム空港内のホテルに1泊します。日本とタイとの時差は−2時間。

今回の旅は参加者7名と添乗員さんの総勢8名。17時30分タイ航空で成田を出発。
飛行機は珍しく2階席でした。約6時間のフライトの後バンコクスワンナプーム空港に到着。
セキュリティーチェックを抜けた後、空港内を歩いただけですぐにホテルに到着。

空港内のホテルに泊まるのは初めての経験。カーテンを開けるとまさしくそこは空港。空港内のアナウンスが聞こえます。

明朝は早起きしてグアハティ(インド)経由でパロ空港に向かいます。
          

2日目
バンコクからパロまでは、ドルック航空を利用します。ドルックとは、ブータンの言語であるゾンカ語で「雷龍」という意味です。ブータンは竜の国とも言われています。

朝6時55分発の早い便に搭乗。途中インドのグアハティ経由ですが降機はせずに機内待機です。約4時間のフライトでブータンのパロ空港に到着。日本とブータンの時差は−3時間。

パロ空港はブータン唯一の国際空港です。ヒマラヤの高い山々に囲まれており、離着陸の際はパイロットに高度な技術が要求されるため、世界一 パイロット泣かせといわれている空港です。無事着陸! 

小さな空港ですが、伝統的なブータンチベット仏教に基づく建築様式で、装飾が細かくとても綺麗です。歴代の王様の写真も、出迎えてくれました。異国に来たことを実感。
          
          
          
早速ガイドのビカッシュさんと合流。日本語の上手な明るい青年です。小型バスでティンプーまで向かいます。

美術学校見学

ブータンは学費、医療は全て無料です。
この美術学校には絵画、織物、彫刻、陶芸などのコースがあり、基本的には6年制です。

多くの学生が懸命に創作に励んでいました。
          
          
          
          
          
          
          
          
校内には販売所もあり、学生が製作した彫刻品や絵画などが販売されていました。

中央郵便局
ブータンでは切手は外貨獲得に欠かせないものです。珍しい切手が沢山販売されていました。
ティンプーでは1998年に初めて個別配達が始まったそうですが定着せずに、今でも私書箱を利用している人が殆どだそうです。
          
お土産に切手を1枚購入しました。
                     12㎝×9㎝ 200ヌルタム(約400円)         
          
                    
昼食はビュツフェ
ブータンの食事は質素です。
主食はお米ですが、日本米とは異なり、粘り気の無い白米、赤米などが主流です。おかずのメインはトウガラシ。ブータンでは、トウガラシはスパイスではなく、野菜として扱われ、これをチーズ、バター、塩、サンショウと共に煮込んだ「エマ・ダツィ」が、最も一般的なブータン料理です。「エマ」はトウガラシ、「ダツィ」はチーズを意味し、これを基本に様々な野菜や肉を入れてアレンジします。

旅行者向けのレストランやホテルでは、ビュツフェ形式が多く、辛さ控えめの料理が提供されます。
旅行者向けに精一杯の提供をしているものの、品数は少なく質素です。
          
ドチュ・ラ(ドチュ峠)
悪路を進むこと1時間。揺れた揺れた。酔い止め薬を飲むことを添乗員さんに勧めらましたが私は飲まずに済みました。

ティンプーとワンデュ・ポダンの間にある峠に到着。峠は、ゾンカ語で「ラ」と言います。

ドチュ・ラの標高は3150m。視界が良いと、ここからはブータン最高峰7570mのガンカフンムスや6800mの
サガンを見ることが出来るそうですがこの日は残念ながら見ることが出来ませんでした。
          
峠は神聖な場所で、仏塔が建立されていることが多いそうです。ドチュ・ラの東側に並ぶ108基の仏塔は国内対インド反政府ゲリラ基地掃討作戦(オールクリア作戦)の勝利を記念し、4代国王を顕彰するために王妃ドルジ・ワンモ・ワンチュクが2004年に建立したものです。
オールクリア作戦とは
反インドの反政府武装勢力ブータン南部を温床としてそこに軍事キャンプを設. 置した が、これに対してブータン政府は同地域から同勢力を一掃するために軍事行.動を展開。

ドゥク・ワンゲル・チョルテン
          
ドゥク・ワンゲル・チョルテンに上って見ました。
          
チョルテンの仏塔から見た山脈 もう少し晴れていればヒマラヤ山脈が見渡せるはずなのですが・・・
          
          
リンチェンガンの棚田
ワンデュ・ポダンの宿泊ホテルに向かう途中バスがストップして下さいました。
ワンデュ・ポダンの町からプナカ・チュ(プナカ川)をはさんだ対岸には棚田が美しいリンチェンガン村が見えます。伝承によると、インドから移住してきた人々の村ということです。

          
夕食はブータンの伝統料理エマダツッ(チーズと唐辛子の煮込み)でした。
旅行者用に味はマイルドにしてあるものの,トウガラシは辛い!でも日を重ねるごとに美味しく感じられるようになりました。
                     
明日はワンデュ・ポダンのツェチュ祭に行きます。