北欧の旅  ヘルシンキ

7日目
早朝 AY0644便でいよいよ今回の「北欧の旅」最後の訪問国フィンランドヘルシンキに向かいます。

およそ1時間のフライトでヘルシンキに到着。早速専用バスに乗り、ヘルシンキ市内観光に出発。
スウェーデンフィンランドの時差は1時間。

バスは、ヘルシンキ・ヴァンター空港を後に、市内に向けて走ります。
        

ヘルシンキ大聖堂
フィンランドの首都ヘルシンキのほぼ中央にあるこの大聖堂は、フィンランド福音ルター派教会ヘルシンキ教区に属しています。1812年にロシアによって首都がヘルシンキに移された後に建設が始まった美しい白亜の巨大聖堂です。
1917年のフィンランドの独立までは「聖ニコラウス教会」と呼ばれていました。
        
大屋根には12使徒の真鍮の彫刻があります。真鍮彫刻としては世界最大のものです。
        
大聖堂の前に広がる元老院広場のシンボル、ロシアのアレクサンダー2世の像。
この銅像はアレクサンドル2世のフィンランドに対する寛容な治世の感謝のしるしとして元老院広場に建てられました。
        
フィンランド支配下に置いた歴代ロシア皇帝の中でも、とりわけアレクサンドル2世は聡明・寛大な君主で、
フィンランド市民の声にも耳を傾け、フィンランド語を行政上の公用語として認めるなど最大限に自由を重んじました。そのおかげで、フィンランド人はこの時期に精神的余裕を保ちながら、着実に民族意識を育む事ができたとも言います。 しかし善政に尽くしたアレクサンドル2世は1881年サンクトペテルブルグで暗殺されてしまい、その後は息子アレクサンドル3世によって再び專制政治に戻ってしまいます。

広場の周りにはヘルシンキ大学、道路を挟んで市庁舎などが並んでいます

ヘルシンキ大学
スウェーデン統治下の1640年フィンランドの旧首都トゥルクで創立、その後ヘルシンキに移転し1917年の独立とともにヘルシンキ大学となしました。
        

        
ヘルシンキ大聖堂の次に向かったのはマーケット広場
マーケット広場
かもめが飛び交うバルト海を背に、マーケット広場には花、果物、野菜、海産物などの露店が立ち並んでいます。ここは人々の憩いの場です。
        
マーケット広場では昼食を含め1時間の自由時間がありました。

この広場を訪れている人は地元の人と観光客が半々ぐらい。

新鮮な魚、果物、野菜、花、手作りの工芸品やおみやげ品の露店が軒を並べていて見ているだけでも楽しいマーケットです。
        

        

        

        
港町だけあって海の幸も豊富で、小魚を油炒めしている店が沢山ありました。フィンランドでの屋台料理の人気は、サーモンスープとムイックという10cm程度の小魚。揚げたての香ばしい小魚を味見するように盛んに勧めます。
        
お昼は名物のサーモンスープとシーフードフライの盛り合わせ。
        
クリーム仕立てのサーモンスープは思ったよりさっぱりとしたお味です。
スープに付いてきた少し甘味のあるフィンランドの黒パンと合います。
バルト海を眺めながらのお食事は最高でした。
          
近辺には大統領官邸や市庁舎「バルトの乙女像」等があります。

バルト海の乙女像 
              フィンランド人彫刻家ヴィッレ・ヴァルグレーン作
        
ウスペンスキー寺院
マーケット広場から見える赤レンガ造りの教会が、北欧最大のロシア正教の教会・ウスペンスキー寺院です。この教会は、ロシア正教の北欧最大の教会で、1866年にロシア人建築家によって建てられました。フィンランドロシア正教徒はわずか1%だそうです。「ウスペンスキー」とはロシア語で聖母マリアのことです。
        
エスプラナディ通り
マーケット広場入り口付近から西に伸びるエスプラナディ通りは、通りをそのまま公園に仕立てた緑道と、それを挟むように南北それぞれに横たわるヘルシンキ屈指の買い物通り。
上品なヨーロッパ建築の立ち並ぶ買い物通りには、マリメッコ本店や国唯一の百貨店ストックマンをはじめ、さまざまな国内外ブランドの路面店やお土産屋、ツーリストインフォ、テラスカフェなどが並んでいます。

恥ずかしながら私はマリメッコというブランドを知りませんでした。
フィンランド航空の機内に要らないからと残してきたアメニティが 人気のブランドマリメッコの物だとこの時初めて知ったのでした。

エスプラナディ通りにはムーミンショップもありました。
フィンランドと言えばムーミン。白くてまるでカバのようなムーミンは、作家であり芸術家であるトーベ・ヤンソンが1940年代に創り出したフィンランド文学のキャラクターです。
ここででカップなどのお土産を購入。
        
慌ただしくヘルシンキの観光を終え、空港に向かいます。

17時15分発のAY0073便に搭乗、9時間50分のフライトの後成田です。

今回の旅 運の良い事にスェーデン、フィンランドは快晴でした。
デンマークノルウェーのお天気は、想定内の雨が降ったり 止んだりでしたが、主な観光スポットではあまり降られず、素晴らしい景色は私の記憶の中から雨に降られた事等は消し去っています。

今回のツアー 人気コースだけあって参加者34名と大人数。
でも、優秀な添乗員さんと旅をすると、どんなに忙しい旅でも、大人数でも 、ゆったりした旅をしているように感じます。添乗員の江田さんは事前に沢山の資料を作って下さっていたのでとても参考になりました。
参加者への心配りも完璧、すごくお若いのにベテランの裁量。お蔭でゆったりとした旅が出来ました。

1人参加の方も13人と多く、皆すぐに打ち解け お蔭で楽しい旅が出来ました。
 クラブツーリズム大自然とフィョルドと美しい街をめぐる北欧爽やか紀行8日間」