マダガスカルの旅  アンダシベ  レミュールアイランド  ペリネ特別保護区 

5日目 前半
朝 モーニングノックの前に目覚め、宿泊しているインドリ ロッジ内を歩いて見ました。
          
          
          
ロッジのダイニングで朝食の後ガイドのセルジュさんが早速植物の説明をしてくださいました。
日本語の上手なガイドのセルジュさんは「森の母バオバブの危機」(NHK出版)の著者である湯浅浩史さんのコーディネーターとして「マダガスカル全域をくまなく案内した」優秀なガイドさんで、特にバオバブスペシャリスト。
          
レミュールアイランド
ホテルからバスで約30分 レミュールアイランドに到着。
          
レミュールアイランドはバコナ保護区という私設保護区の中にあります。
水路で囲まれた“島”にレミュール(キツネザル)が放し飼いで獲付けされています。10メートル幅の運河で囲まれており、泳げないキツネザルは逃げ出すことができません。

カヌーで島に渡ります。ほんの数メートルですがこのカヌー移動わくわくします。
          
上陸すると、レミュール(キツネザル)たちが集まってきました。

シロクロエリマキキツネザル
          
とてもかわいいバンブーキツネザル
          
         
          
突然肩に乗って来ました。ふかふかで見た目より軽い
          
次はチャイロキツネザル 次から次へと肩や頭に飛び乗って来ます。
          
ゴールデンシファカがいました。横っ飛びするお猿さんです。
          
いつ飛ぶかいつ飛ぶか、まち構えていると
          
飛びました! 飛びました!
          

          
人工的なアイランドとは言え、身近で触れ合えるレミュールたちの魅力は最高。
とても癒されました。
          
レミュールアイランドを見学した後はペリネ特別保護区をハイキング
ペリネ特別保護区
                       
          
保護区内のガイドさんと共にスタート
うっそうとした森を進みます。
それほど広くない保護区ですが、自然と動物の宝庫です。インドリやアイアイなど11種類のキツネザルが生息しています。インドリは、木々の上を移動しながら暮らす動物のため、決して動物園で飼育できない種だそうです。生息地域もこの辺りだけ。世界中で、ここでしか見られない動物だけに、期待が高まります。
残念ながらアイアイは夜行性ですので、今回は見ることは出来ません。
          
歩き始めて5分程で、少し急な山道になりました。インドリは仲間どうしで鳴きあうのですが、その声は3kmも届くと言います。インドリのテリトリーは、この大音量の啼き声が届く範囲と言われています。

立ちどまった場所で保護区内のガイドさんがインドリの泣き声をまねています。
          
運よく絶滅危惧種に指定されているインドリの家族に出会うことが出来ました!
高い木の上、葉が邪魔になって写真は上手く撮れませんでしたがしっかり見ることが出来ました。
          

          
ぺリネ特別保護区内の約2時間のハイキングではインドリだけでなく他のキツネザルも見ることが出来ました。植物も日本では見るものとは違います。
パコナという植物はこの地域の家の屋根や壁に使われるそうです。
          
ペリネ特別保護区の散策の後、昼食会場に向かいます。
この付近の産業に煉瓦があります。

至る所に煉瓦が積まれていました。
          

          
昼食はティラピアを頂きました。
鯛に似た美味しいお魚でした。
マダガスカル共和国では国民の約70%は1日あたり1.25ドル以下で生活しています。人口の約73.5%が農業に従事しており、その85%が貧困層に属することから、マダガスカル国の貧困削減のためには農村部の住民に対する施策が重要となっています。
人口の急増しているマダガスカル国では食糧自給能力の強化が緊急の課題であり、特にタンパク質供給量の不足を補うためにも、国内水産物供給量の増加が重要とされています。沿岸部及び農村部での内水面養殖の発展は農民の収入多様化、国民のタンパク質摂取増加に資するものとして優先課題とされています。なかでも、ティラピアは種苗生産・養殖が周年可能であり、淡水から汽水域にわたる幅広い地域における村落開発の有効な手段の一つとして、養殖の導入が期待されています。

          
                      
昼食の後はカメレオンファームに行きます。