ラオスの旅  パクセー→ビエンチャン→ウドンタニ(タイ)

4日目 

朝ホテル付近を散歩しました。

宿泊のホテルの部屋から見える個人の豪邸。
ラオスに来て最初に驚いたのがこの豪邸。ラオスってたしか社会主義国では?
ガイドさんに伺うと、土地は国が持っているが、個人はお金を払って買うことが出来、子供に相続させることも出来るとのこと。
社会主義国家と言っても、教育、病院も無料ではなく、公務員しか年金は貰うことが出来ないそうです。
政治体制は社会主義のまま、資本主義経済を採用するラオス社会主義なのです。

帰国してから調べると社会主義国ラオスでは土地は全て国有となり、その使用権を個人が所有、売買することができる。しかし、所有が認められているのはラオス国籍者のみと書いてありました。ガイドさんは使用権の事を言っていたのでしょう。

さてこの豪邸の持ち主、60代の女性(ガイドさんはお婆さんと言っていました。それもそのはずラオスの平均寿命は67歳だそうです。)若いころ麺類の行商をやっていたそうですが、ヨーロッパ人と結婚。輸入などで財を成したようです。

ラオスでは公務員になるにはコネがないと成れない事などを考えると、この豪邸の持ち主の事業も政府関係者とのつながりがあったから大きくなったのではと考えてしまいました。

豪邸前まで行って見ました。朝早くガードマンがいる門の中に使用人が何人も入って行きました。
       
9時15分ホテルを出発
パクセー空港に向かう途中ダォファン市場に立ち寄りました。この市場は豪邸の主が持っている市場です。ここは地元の人が利用するとても大きな市場です。
       
市場の入口付近には金製品を扱うお店が並んでいます。
ラオスの主要産業は農業ですが、実はラオスには、石炭、天然ガス、鉄鉱石、金、スズ、そしてボーキサイトなど豊富な地下資源が眠っているのです。
       

       
小さな小さなカエルも食用に売られています。
       

       
   
       
12時05分 
パクセー空港からラオス航空306便で約1時間15分のフライトの後13時20分ビエンチャン空港に到着。

14時
遅い昼食をビエンチャンで有名なフォーのお店「フォー・ザップ」でいただきました。
       

                 

昼食後パトゥーサイを見学
アヌサワリー・パトゥーサイ
「アヌサワリー」は「記念碑」、「パトゥーサイ」は「勝利の門」という意味です。
1962年から、内戦の終結とパテート・ラーオの勝利を記念して建設が開始されました。
対米戦争の犠牲者の遺骨を納める記念碑として、ラーンサーン通りをパリのシャンゼリゼ通りに見立て、パリのエトワール凱旋門を参考にして建設をされたと言われていますが、それ自体はラオス様式です。資金難により工事が貫徹されぬまま終わり、現在でも未完成のままです。
       
天井にはラーマヤナ物語の装飾が施されています。
       
アヌサワリー・パトゥーサイは約200段の階段で上部まで登ることができます。
200段を登りきるとヴィエンチャン市内の美しい光景が見渡せました。
       
パトゥーサイの隣にある首相官邸
       
タートルアン
タートルアンは「大きい仏塔」という意味です。ラオスで最も有名な仏塔で、ラオスの象徴とも言えます。伝承では3世紀ごろインドからの遣いの一行が仏陀の胸骨を納める為建立したと伝えられていますが定かではありません。
現在の姿は1566年頃セーターティラート王がビエンチャンに遷都した時に建てられました。
四方を四つの寺院に囲まれる形で再建されましたが、現在は北と南の寺院が残るのみです。
北の寺院、ワットタートルアンヌアはラオス仏教界最高位の僧侶の住まいです。
タートルアンは1828年にシャムの侵攻により損傷を受け、1940年か〜41年のインドシナ紛争でも空爆され、第二次世界大戦後に修復され現在に至ります。中央塔は高さが45mで蓮の花のつぼみを表しています。その周りを一辺約60㎝の正方形の土台を持つ30個の仏塔が建っています。
       

       
毎年、11月に開催されるタートルアン祭は1週間に及び、タートルアン広場には多くの屋台が立ち並び、蓮の花、蝋燭、線香などを手に寺院、仏塔の周りを3周した後、仏前に供える行事やラオス全土の僧侶がビエンチャンに集結し行う早朝の托鉢などが行われ、例年約30万人の人出でにぎわうそうです。

ラオスからタイへ
今回のツアーはタイにも足を延ばします。
17:00 ラオスからタイへ国境を超えます。
バスを降りて先ずはラオスの出国審査、もう一度バスに乗り今度はタイの入国審査。
       
途中友好橋を渡りました。オーストラリアの援助を受け、総工費約3000万ドルの橋は
1994年に開通しました。全長1170m、幅3、5m。鉄道も走ってますが1日2本のみ。
歩いて渡ることは禁止されています。橋の真ん中が国境です。

タイの国境の街はノンカーイという街。
       
タイのガイドさんファーさんと合流してすっかりタイモード。
ラオスは輸入品が多いため、タイの方が物価が安いので、ラオス人は休日に良く車で
ラオスに買い物に来るそうです。

バスはラオスでは右側通行でしたが、タイでは左側通行に変わりました。

7時少し前に夕食のレストラン「ラビエン・パスニー」に到着。
今晩はタイ料理です。池のほとりでお食事を頂きました。
暗いので良く見えませんがとても雰囲気の良いレストランです。
       

               
夜8時過ぎに宿泊のホテル バンチアンホテルに到着。明日は赤い蓮の花で埋め尽くされたノンハン湖に行きます。満開の蓮が見られるといいな。