ラオスの旅  ルアーンパバーン(ルアンプラバン) 托鉢  パクウー洞窟

8日目  

ルアンプラバンは托鉢で有名です。
朝6時前 托鉢を見学にホテルを出発

托鉢とは、仏教における僧侶の修行のひとつで、信者の家々を回ったり、街角に立ったり、
街を歩いたりして必要最低限の食糧などを乞うものです。

僧侶に施しをすることで信者も徳を積んだことになります。

托鉢は他の町でも見られますが、寺院の数が多いルアンプラバンは僧侶の数も圧倒的に多く
托鉢の様子は世界的にも有名です。

毎朝僧侶がオレンジ色の袈裟をまとい、喜拾を求めて街を練り歩きます。

信者達は道に出て僧侶達を待ち、彼らの持つ鉢の中へカオニャオ(餅米)や笹で包まれた蒸し鶏、お菓子やお金などを入れて行きます。

通りにはすでに多くの人がゴザに座って待っていました。

私も体験してみることにしました。10000キープ分(約140円)のカオニャ(蒸した餅米)を購入、僧侶を待ちます。

カオニャのお布施をする方法を教えて頂きました。
最初の御坊様がいらしたら、カオニャが入っている入れ物を額の上まで上げます。何人も廻ってくるので、少しずつ分けて僧侶の持つ鉢の中にいれます。カオニャが無くなったら再び入れ物を額の上に上げ無くなった事を示します。 

お供えを売っているお店。
       
まだ薄暗い早朝 静かに托鉢が始まりました。
次から次へと僧侶がいらっしゃるので、くっつきやすいカオニャ(餅米)を分け入れるのはとても忙しく難しい。
神聖な気持ちで臨んでいるものの、あまりの忙しさは 不謹慎ながら わんこそばの御給仕をしているように感じてしまうほど。
       
お鉢の中には蒸したもち米、お菓子、驚いたのはお金もじかに一緒に入っていること。
       
一陣が過ぎ去るとまた次の一陣がやってきます。
お寺単位で歩いています。この付近は5つのお寺の僧侶が廻ってくるようです。
       
僧侶の中には小さなお子さんもいらっしゃいました。お寺で教育が受けられるという理由で学校に通えない貧しい家庭の子供が僧侶になることも多いようです。一生僧侶でなければならない事は無いので、教育が終わったら就職しても良いそうです。
       
場所によっては貧しい子供たちが通りに待っていて、僧侶たちは頂いたカオニャオやお菓子をその子供たちに分け与えるそうです。
最後に僧侶がお経をあげ、信者は道路に水を少し撒きます。
       
托鉢の見学の後 一旦ホテルに戻り朝食。
8時半にホテルを出発。約1時間でサンハイ村に到着しました。

サンハイ村はラオスの伝統焼酎「ラオ・ラーオ」の製造で有名な村です。

ラオ・ラーオの作り方は、ふかしたモチ米に酵母を加え、布巾でおおいをかけ、陽にさらして発酵させます。10日ほど置いたあとで、米をドラム缶に入れ、蒸留してアルコールを抽出します。ドラム缶の下部には水の入った容器があり、これを加熱することで蒸気を出し、発酵した米のあいだをくぐりぬけることで、アルコール分が凝縮された蒸気を得ます。これがドラム缶の上部にある冷たい水の容器に入り、ラオ・ラーオとなって、管から外に出てきて、瓶の中に入ります。
15度から60度まで様々な度数があり、ラオスの人はこれをストレートで飲むそうです。

ここでは試飲も出来ました。
       

       
酒作りのほかにサンハイ村では刺繍製品や織物が盛んです。お店も沢山ありました。
       

       
サイハン村からボートに乗り,メコン川クルーズスタート!目指すはパクウー洞窟。
       
メコン川チベット高原を源流に発し,中国雲南省ミャンマーラオス、タイ、カンボジアベトナムを通る大河です。全長4800㎞のうちおよそ半分がラオスを通ります。この辺りの川幅は約600m、メコン川周辺に住む住民はメコン川の恩恵を受けた生活をしており、川岸に畑を作り、川の水で作物を育て、洗濯もします。幹線道路の役目も果たしているのです。
       
絶壁の洞窟が見えてきました。
       
パクウー洞窟
メコン川とナムウ―川が合流する地点にある洞窟です。洞窟は上(タム・トゥン洞窟)と下の洞窟(タム・ディン洞)があり、船の船行の安全等を祈って、寄進された無数の仏像が並びます。仏像は4000体以上もあり、現在も増え続けています。王制時代には、王様が毎年お正月にここにお参りにいらしていました。
       

                   
         
       

       

       
次に上の洞窟まで約250段の階段を登って行きます。
       

       
奥に進みます。ここにも沢山の仏像。
       
中は暗いので持ってきた懐中電灯が役立ちます。
       

       
昼食は「パーク・ファイ・ミサイ」にて、赤もち米、チキンのラープ、アヒルの卵の揚げ物
          
昼食の後クアンシーの滝に行きます。