キューバの旅   シエンフエゴス→トリ二ダーへ

3日目  2

昼食後トリ二ダ-に向けて出発。

シエンフエゴスからトリニダーまでは約1時間半弱の移動です。車窓は延々と何にもない風景。
ときどき遠くに見える町以外はひたすら草原です。

トリ二ダはスペイン植民地時代に奴隷売買とサトウキビ取引で栄えた街で、16世紀から続く、
古き良きコロニアル調の街並みが残されています。

ゴツゴツした石畳と古い町並みは、まるで植民地時代から時が止まってしまったようです。
        
カンテーロ博物館(市立歴史博物館)
ここはサトウキビ農園主の邸宅だった家です。まるで小さな宮殿。豪華な暮らしが垣間見えます。
        

        

        

        

        
カンテーロ夫人
「奴隷を使ってサトウキビ農園を営み巨万の富を得たイスナガ夫妻は6人の子供をもうけました。夫が亡きあと、未亡人となったイスナガ婦人はドイツ人の同じく砂糖王ヘルマン・カルテーロと再婚。この邸宅で新たに生まれた子供も含め豊かな暮らしを営んだそうです。
        
広い中庭を取り囲む各部屋は展示室となっています。
        
この豪華な暮らしは、アフリカから連れてこられた奴隷によってもたらされたものです。館内にはアフリカから連れて来られた奴隷の運命と引き替えにサトウキビ産業が発展し、一部の人が富豪となり、やがて独立戦争へと続いて行く歴史の資料が展示されていました。
        
逃げ出した奴隷に使われた道具類も展示されていました。
        
サンティシマ広場
サンティシマ広場は、庭園のようで中央は低木で仕切られたコーナーがあり、それぞれに芝生を敷きつめてあります。外周にはパイナップルをモチーフにした陶製の飾りがあって、ヨーロッパの小庭園を思わせます。
広場では、かつてサトウキビの取引や奴隷売買が行われました。町は広場を基点に碁盤の目のように区画され、石畳の道が延びています。
カテドラルやコロニアル建築の家々に囲まれた広場で旧市街の中心地。
広場の周辺には、かつての農園主邸宅など富裕層の旧邸宅が並んでます。
        
ロマンティコ博物館
サンティシマ広場に面した博物館は、もとは富裕な農園主ブルネートの邸宅でした。1808年に建てられた屋敷の館内に残る家具調度品は素晴らしそうですが、今回は外観を見ただけでした。
        
トリニダーでは、ファゴッティングと呼ばれる縫い針1本で、模様を抜き出すようにレース装飾を施していく、手芸品が名物です。
        

        
配給所並んでいる人々。中を覗くと、本当に品数が少ない。
        
カンチャラチャラ
ラ・カンチャラチャラというレストランでお店と同名のカンチャラチャラというカクテルを飲みました。カンチャラチャラはラム酒にレモンジュース、蜂蜜、サトウキビのエキス、水を混ぜたものです。底に溜まった蜂蜜をかき回して飲みます。甘〜い。
        

   
今日は移動の多い日でした。これから宿泊のホテル クラブ アミーゴ アンコンに向います。