キューバの旅  バラデロ

5日目

バラデロ
キューバ屈指のビーチリゾート地バラデロ。1930年頃には、アメリカの富裕層が別荘をこぞって建てていたそうです。
現在はヨーロッパ資本が入り、大型の高級リゾートホテルが28キロあるという白い砂浜に林立。
オールインクルーシブホテルが多いようです。昨夜と今日 2連泊のメリア バラデロもオールインクルーシブホテルです。チェックインからチェックアウトまで、食事・飲み物・各種アクティビティにいたるまで、あらゆるものが含まれています。

どこまでも続くマリンブルーの海を眺めているだけで癒されるバラデロでは、終日自由行動です。

私は午前中は沖合の無人島カヨブランコに行くツアーに参加しました。
前にも触れましたが、キューバ人のガイドさんは同行できませんでした。
理由は亡命を恐れて政府がモーターボートに乗ることを禁止しているためです。

無人島カヨブランコ
        
まっ白なビーチ。 のーんびり椅子に横たわり透明な美しい海を眺める贅沢な時間。
        
ボートにはシュノーケルが装備されていて、ダイビングスポットにも連れて行ってくれました。
潜った方の話ではあまり魚はいなかつたようですが、透明度の高い海に大満足。
        
釣りも試みましたが、残念!
        
一旦ホテルに戻り昼食の後 アルカポネとデュポンの別荘に行きます。

バラデロはかつてアメリカと国交があった時代に、アメリカの大富豪 映画スター マフィア達が競ってこの地に別荘を建て、一大リゾート地として発展をしました。キューバ革命後 建物は全て没収さ大富豪達はマイアミへと移動したのでした。

アル・カポネの別荘へ
馬車に乗って別荘に向います。
ただし当時は今よりも自動車(現在クラシックカーとなっているアメ車)が通っていたそうです。
        

        
こちらが有名なアメリカ シカゴマのマフィアのボス アル・カポネ(1899〜1947)の別荘です。
現在は当時の雰囲気をそのままにレストランとして使われています。
別荘と言ってもアルカポネはここに住んだことも、訪れたことも一度もなく、禁酒法時代の1920年代密造酒の
倉庫として使っていたそうです。
   

        
カポネの別荘の後ろにはカリブ海が広がります。
        

        

次はデュポンの別荘に行きます。
デュポンの別荘
有名な化学会社デュポンの創業者も、キューバ革命前にバラデロの海沿いに別荘を建てました。

デュポン邸は「マンシオン・ザナドゥー」と呼ばれている、スパニッシュ・コロニアルスタイルの3階建てです。
        
現在は、一階がレストラン、二階がホテル、三階がバーです。
        
アメリカが禁酒法の制定で公にお酒を飲めなくなった為 キューバの自分の別荘にプライベートにバーを作り、お客様を歓待していたのでしょうね。

マホガニーの天井の重厚な美しさにはため息。
ここでダイキリを頂きながら眺めるカリブ海 当時にタイムスリップした空間にいるようでした。
        
一階レストランとその前に広がるカリブ海
        

        
庭には美しい海をバックにゴルフ場もあります。
        
この後ホテルに戻り夕食を頂いた後 ゆっくりとアトラクションを楽しみ・・・バラデロの夜は更けていくのでした。