キューバの旅  コヒマル

6日目 1
朝食後 の〜んびりと過ごしたバラデロを後に、ハバナに向けて出発。
ハバナまではバスで約2時間半。
ハバナに戻る前に、途中 ヘミングウェイの小説「老人と海」の舞台になった所として有名な、小さな漁村コヒマルに寄ります。

昼食は、ヘミングウェイがコヒマルに釣りに来る度に寄ったラ・テラサで頂きました。
        

        
一階の入り口を入るとバーカウンターになっており、そこを通り抜けると2階のレストランになっています。

ここでの名物は「グレゴリオ
ヘミングウエイが所有していた船の船長グレゴリオの名前がついた綺麗なブルーのカクテルです。
ラム酒がベースとなっています。
        
ランチはトマト風味のブイヤベースのようなスープとパエリア「パエリアと言っても私達が知っているものと少し味が違う」
     
キューバではどのレストランでも音楽は付き物。
生演奏に合わせお店の人が踊りだし、ガイドさんも踊ります。
キューバの人たちは、音楽が生活の一部であり、踊ることが身体に染みついているようです。
        
お店の壁には当時のヘミングウェイの写真がずらりと飾られていました。
カストロ議長と談笑する様子を写した写真も飾られていました。

ヘミングウェイは、キューバを去る時、彼の愛艇ピラール号をグレゴリオ船長にプレゼントしたそうですが、船長はそれを、国に寄付しました。国は、お礼として船長に、一生このレストランで無料で食事をする権利をプレゼントしたそうです。船長は、いつもヘミングウェイが座ったテーブルのとなりに座り104歳で亡くなるまで、毎日このラ・テラサに通って海を眺めていたそうです。
何とも心温まる話です。(ピラール号は現在ヘミングウェイ博物館に展示されています。)

ラ・テラサの後ろに広がる海
        

コヒマルはヘミングウェイが愛艇ピラール号を停泊させていた所で、「老人と海」の舞台になった所です。釣りの好きな彼はここから海に出てカジキマ グロを追ったそうです。
        
世界的なカジキの一本釣り大会「ヘミングウェイカップ」もここで行われます。
カストロ議長が優勝した事もあるヘミングウェイカップは現在も尚毎年開催されています。 
隣には小さな要塞がありました。この小さな要塞の向かい側は、ヘミングウェイの胸像がある公園です。
   

この後 ヘミングウェイ博物館に向います。