明日からブルネイに

明日からブルネイに行きます。今回は3泊5日という短い旅行です。

日本からブルネイの直行便はありません。1日目はマレーシアのクアラルンプールに宿泊します。
マレーシアには2013年(1月11日から17日までの7日間)旅したことがありますが、マレーシア航空に乗るのは初めてです。飛行機好きな私にはこれも楽しみの一つです。

クアラルンプールでは前回見ていない夜景スポットと、屋台通りの散策をする予定です。

ブルネイ どんな国?
                ブルネイ・ダルサラーム国   国旗
        

ブルネイの国旗は、ブルネイがイギリスの自治領に位置づけられた1959年9月29日に制定されたものです。1984年1月1日、ブルネイ・ダルサラーム国として完全な独立国となると、そのまま国旗となりました。
東南アジアにおいて、黄色は伝統的に王家を象徴する色であり、ブルネイ国旗の黄色も、スルタン(ブルネイの国王)を象徴しています。斜めにかけられた帯の白と黒は、ブルネイの2人のワジール(大臣、地方長官)を象徴しています。
中央に配置されたブルネイの国章は、イスラム教を象徴する三日月と、ブルネイ王室を表す傘、片翼4つからなり正義・平穏・繁栄・平和を表す翼、政府の福祉・平和・繁栄を象徴する両手などを組み合わせた意匠です。三日月には「神の御導きに従って常に奉仕に尽力する」という国の標語が、三日月の下のリボンには「ブルネイダルエスサラーム(平和の国ブルネイ)」という国名が、それぞれアラビア文字で記されています。

マレーシアのクアラルンプールから飛行機で2時間20分。
ブルネイはとても小さな国ですが自然と天然資源に恵まれた豊かな国で、石油や天然ガスを世界に輸出しています。
そのため、東南アジアでは高い経済水準と充実した社会福祉を実現しています。
ブルネイ国民であれば原則として医療費(公立病院)や教育費(公立学校)は無料。
所得税もかかりません。

治安が良くしかも自然災害が少ない国です。豊かな観光資源を有することでも有名で 世界最大の水上集落「カンポン・アイル」や世界最大級の王宮「イスタナ・ヌルル・イマン」旧モスク「スルタン・オマル・アリ・サイフディン・モスク」や新モスク「ジャミ・アサル・ハサナル・ボルキア・モスク」などの美しい建造物があります。

また、国土の約6割が熱帯雨林であるブルネイは空気や水が清浄で、ボルネオ島にしか生息しないと言われるテングザルを見ることが出来ます。

ところがブルネイ世界遺産条約を締約しているにも拘らず、国内に世界遺産を1件も持っていない国なのです。

ブルネイの今後ASEAN諸国が高い経済成長を遂げている中、ブルネイは近年ほとんど経済成長を遂げていません。
原因としては、ブルネイGDPを占める石油・天然ガスの割合が約6割、輸出総額に占める割合が
約9割と極めて石油・天然ガスに偏った産業構造をしている為、天然資源の価格変動や採掘量により、経済成長が左右されてしまうからです。
ブルネイは石油・天然ガスで国家が成り立っており、原油価格の急落があると経済はたちまち落ち込んでしまうのです。
国民の約60%が公務員です。公務員の給与水準が良いので、優秀な学生ほど公務員になってしまう為 産業構造の多様化ができていません。
20年ほどでブルネイ保有する天然資源は枯渇してしまうといわれています。大部分を天然資源に依存するブルネイは今度どうなっていくのでしょうか?

このような事情も踏まえながら ブルネイの今を垣間見ることが出来たらよいなと思っています。