「月見のおわら」「加賀屋 雪月花」に泊まる3日間の旅   3日目

3日目  和倉温泉=千里浜なぎさドライブウェイ=成巽閣=金沢/ジャンダン・ポール・ボキューズ                「レストランひらまつ」にて昼食=金沢

加賀屋のお見送りを後に千里浜渚ドライブウェイに向かいます。
        
千里浜なぎさドライブウェイ
千里浜なぎさドライブウェイ(ちりはまなぎさドライブウェイ)は、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る砂浜の延長約8kmの観光道路で、千里浜と今浜の一部と出浜の各海水浴場も兼ねています。
日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路です。
このような道路は世界的にも珍しく、アメリカのデイトナビーチニュージーランドのワイタレレビーチを含めて3ヶ所だけと言われています。

車で走れる砂浜の秘密は、砂のきめの細かさにあるそうです。砂一粒一粒が海水を含んで引き締まり、4WDでなくても砂浜を走れます。波が高い場合は危険防止のため侵入規制がかけられますが、大型観光バスでも24時間自由に走行可能で、自転車やバイクでの走行もできます。

海岸線ぎりぎりの砂浜を走る爽快感は最高!
        
漁も行われていました。ご馳走に預かろうと海鳥も沢山集まっていました。
        
成巽閣兼六園に隣接する 成巽閣(せいそんかく)は、文久3年(1863年)に加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院(12代斉広夫人)の隠居所として建てた歴史的建造物です。
風格ある大名の書院造りと雅趣に富む数奇屋風書院造りの二つの様式を持つことが特色です。花鳥の意匠や豊かな色彩にあふれた優美な佇まいは庭園と共に国の重要文化財です。

3mはあろうかという重厚な門。両サイドには真っ白な海鼠塀が続いています。
        
謁見の間
檜の一枚板を透彫し、岩絵具で仕上げられた花鳥の欄間は、今にも飛び出してきそうです
        
群青の間
天井に用いられた鮮やかな群青色(ウルトラマリン)は、当時ヨーロッパで発明されたばかりの合成顔料を、西欧文化に精通していた前田家が、日本でいち早く買い付けたものです。
        
つくしの縁
成巽閣1階の廊下に面した「つくしの縁」は、長さ20メートルもの間に1本の柱もないユニークな構造の縁側です。その軒先は、”桔木(はねぎ)”とよばれる約40センチ角、長さ10メートルの松材が2メートル間隔に組み入れられ、テコの原理で支えられています

庭園の縁側は、障子腰板(杉板)の室内側に土筆の絵が描かれていることから「土筆の縁」と呼ばれています。柱の無い開放的な縁側は、居間「蝶の間」から土筆の縁庭園を眺めるためのものです。縁側の板張りは鴬張りの工法が用いられています。今まで歩いた鴬張りの中で一番美しい音のように感じました。まるで小鳥のさえずりのようです。
        
金沢/ジャンダン・ポール・ボキューズ「レストランひらまつ」にて昼食旧県庁舎跡の「石川県政記念 しいのき迎賓館」内にある「ポール・ボキューズ」(ひらまつ)
ミシュランガイドで50年に渡り三ツ星に輝き続けるポール・ボキューズ氏とともに、レストランひらまつ総料理長である平松宏之が創り上げる料理。地場の豊かな食材を活かした、正統 伝統的なフランス料理と最先端のフランスの空気を感じさせるお料理です。
今回の旅の中で一番印象に残るお料理でした。
         
今回の旅行は「月見のおわら」の見学の他に金沢の美食を楽しむというツアーでしたので、すべてのお食事に大満足。

叙情的で幻想的な世界「風の盆(月見のおわら)」、華やかな加賀屋、北陸の美しい景観と美味しかったお料理の余韻に浸りながら、これから金沢を後に新幹線で東京に戻ります。
        


          クラブツーリズム「ロイヤル・グランステージ 四季の華」で行く
     「諏訪町の町屋の2階から見学「月見のおわら」「加賀屋 雪月花」に泊まる3日間
                     旅行期間 2017年9月23日〜25日